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【大長編】男二人がうまい飯を食い、サウナの聖地に行くだけ③

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↑翌朝!!近くの海岸まで散歩した後、ついに旅行のメインイベント、サウナの聖地しきじへ。今回泊まった旅館登呂という旅館はサウナしきじへ徒歩で行けるほぼ唯一の宿泊施設のはず。一応しきじ内で宿泊することもできるが、その場合休憩室の雑魚寝か、健康ランドなどにありがちなリクライニングチェアで夜を明かす必要があるので注意。旅館登呂は値段もお手頃で海も近く最高のロケーションといえる。

ちなみに、タトゥーは一切禁止、サウナハットも禁止らしい。今どき珍しいが、郷に入っては郷に従うのみ。

平日の早朝7時頃にも関わらず、駐車場には大量の車が。さすがサウナの聖地とでも言うべきか......。俺がサウナに目覚めて早数年、気づけば世間はサウナブームもブーム、それが高じて静岡にまでくるのだから、俺たちのミーハーさといったらない。元来の逆張りインターネットボーイである俺からすれば屈辱的とも言える行為だが、興味が勝ったのだからしょうがない。と言っても「しきじは水風呂が違う」とかみんな言ってるけど、水風呂なんてどこも一緒でしょ?なんて自分の中の斜めに構える精神を捨てきれないまま大浴場へ。

......

 

すみません、水風呂、全然違いました。なんだろ、ドバドバ循環しまくってる水風呂で水温も低いはずなのに全然刺すような冷たさがない。まさに包まれるような感じ。しかも完全なる湧き水だから飲んでいい。体内からも火照りをさます感じ、新しい。

ついでに言うとミストサウナも全然違った。ミストサウナって普通はドライサウナのおまけって感じだと思うけど、むしろしきじではミストサウナ(薬草サウナ)が本番。蒸気がやばい勢いで床下から噴出してるせいで身動きがとれなくなる。下手するとやけどする。でもやけどしそうなくらいの蒸気に包まれたあとの違いすぎる水風呂が..........あーーーーーーーーーー

きもち〜〜〜

やはり流行ってるものには流行っているだけの良さがある。それがたとえベタな選択だったとしても、ベタになるだけの理由がある……。

 

全然関係ないが、最近Vaundyのライブを初めて生でみたんだが、そのアイドルみたいなステージングのこなしをみて完全に俺は感心してしまって、サウナしきじに行った時と同じ感想を抱いた。Vaundyは元々インターネットの人だったし、サウナだってサブカル的な文脈で流行して、それがメインストリームなものへとなっていったわけだから、やはり優れたもの、「ベタ」になり得るものには万人を引き付ける何かがある。俺のような逆張り野郎でさえも引き付ける何かが…。だから、俺たちは流行りものを決して馬鹿にするべきでないし、むしろリスペクトを込めて受容していくべきなのだ。すみません、何の話ですか?

 

 

↑妄言はさておき、サウナできもちくなってたら普通にチェックアウトの時間を過ぎていたので大急ぎで支度をしチェックアウト。ちなみに、俺とヨシカワの旅行ではあらゆる予定の予約や時間の管理は俺が担当しているが、別に俺は時間にめちゃめちゃルーズなため、普通に遅刻するし営業時間も間違えてたりする。でもヨシカワは怒らない。この絶妙なバランスで俺たちの関係は成り立っている。旅館を30分遅れでチェックアウトした俺達はせっかくだからすぐ横にある登呂遺跡へ。全く知らなかったのだが、俺は幼少期によく登呂遺跡に訪れていたことを後に母親から教えてもらった。3歳くらいまで静岡に住んでいたのは知っていたが、この近くだったとは。ちなみに俺が初めて歩いたのは駿府城公園らしい。後の天下人の居城で初めて歩いたって、大物っぽいエピソードでいいな。

登呂遺跡を散歩していたら旅館から電話が、ヨシカワが充電ケーブルを忘れていたらしい。以前高知の旅館でもヨシカワは充電ケーブルを忘れていった(その時は諦めて捨ててもらった)。カス.....。余談だが俺もその2日後、新橋のカプセルホテルにモバイルバッテリーを忘れました。両者相打ちといったところか。カス。

 

↑登呂遺跡で竪穴住居に入ったりしてモタモタ観光していたらレンタカーの返却時間がマジでヤバくなったので帰路は高速道路を使用(どうでもいいけど俺たちの旅行ってなぜか遺跡に行き過ぎている気がする。三内丸山遺跡岩宿遺跡、吉野ケ里遺跡……有名な遺跡はもはやあらかた巡ったんじゃないか)。車はこのまま熱海で乗り捨てる予定。

道中高速道路の分岐を「ガチ」で間違え、辿り着くはずのない御殿場インターになぜか到達してしまい「マアアアアアアアアアア!間違えちゃった!」「どうか、しましたか」「すみません...降りるインターのチェンジを間違えてしまったのですが」「ちょっと、おとなしくしててくれる」などのやり取りを経て熱海へ。上の写真もそうですが、ここから一切の写真を撮っていないためすべてフリー素材で代用してます。ブログ書くんだから写真くらい撮ればよかった。。。。。。

↑いよいよ旅もクライマックス、熱海で無事車を返却し、そのまま湯河原でラーメンを食い、この食い倒れの旅は終わりとなる。例によって一切の写真を撮り忘れていたのでフリー素材です。熱海、ものすごい久しぶりに来た気がするけどいい町ですね~~。まだ5月なのに夏のような日差しと熱気があって、南国のような雰囲気を味わえた。

この後ドカ盛りで有名な湯河原のラーメンを食う予定だったのにヨシカワは商店街で金目鯛のハンバーガーを食べていた。すごい食欲。ちなみに、これから食う湯河原のラーメンは、かの有名な飯田商店ではなく、「味の大西」という店です。(いい意味でも悪い意味でも)知る人ぞ知る…………。どういうことかはこの店のGoogleレビューをみればすべてわかります。やはりGoogleレビュー、有能。

goo.gl

note.com

↑あとはこのめちゃくちゃバズったマキヤ氏の記事を読めばわかります。ヨシカワは以前に一回この店を訪れたことがあり、その際は弟・ダイ陣営の麺を食べたとのことで、今回はなんとかして兄が店頭で客引きを行うタイミングを窺い入店し、兄・母陣営の麺を食べようという作戦会議をしながら湯河原の駅前の通りを歩くと、交差点の一角に明らかに異様な雰囲気を放っている店が出現。ボロボロのビルの一階、看板も何もなく代わりにガラス張りの扉に大きく「携帯電話使用禁止」と書かれた手書きの張り紙がしており、店前にはいかつい髪形で煙草を吸うおじさんが......

弟だ!!

客だと悟られる前に店を素通り、横の路地に逃げ込む(なんでラーメン食うだけでこんなことしないといけないの?)。「いまの絶対客だって思われたよね?!」「怖すぎるからこのまま諦めて横浜で浜虎食って解散にしない?」弟のあまりのいかつさに怖気づく俺たちだったが、意を決して再び店の前へ。すると店頭で客引きしていたのは眼鏡をかけたいかつい髪形のおじさん......

ダイだ!!

すみません、怖すぎるので諦めました。ダイに導かれるまま入店、指定されたテーブル席に着席。導かれるままにおすすめのワンタンメンを二つ注文、サービスで出されたやたらとおいしいお茶を飲みながら店内を見回す。

数々のレビューでいわれていたほど店内は汚くないが、昼時にもかかわらずやたらと広い店内に客は俺たちを含め2組しかいない。レビューや上の記事に書いてあったような両陣営の罵りあいはなかったものの、先に入店していた作業服姿のおじさんがスマホを見ていたら母が近づいてきて「携帯電話はダメってことになってるから」とすごいねっとりした調子で注意してた。最悪かい。10分ほど待っていると、大量のチャーシューで覆われた巨大などんぶりが到着(ここで着丼。とか書く気概は俺にはない)。

最後の飯なのに写真を取れないのが非常に歯がゆいが、撮影禁止のため仕方がない。とにかく量が多い。チャーシューの分厚さに面食らいながら麺を食らっていると(激うまギャグ)、厨房から弟が小皿に盛られた大量のチャーシューを運んできた。「これ、サービスだから!」これマジ?その後も弟は「足りなかったら言ってね!」「お兄さんたち、”当たり”のほうのラーメン食べれてよかったね!」などと超大声で調子のいいことをずっと喋りかけていたが、そこにはサービス精神というよりも兄たちへのアピールをするという意図しか感じられず、ただただ怖かった。時々ホールにいるダイに「考えて動けよ!」などと運動部張りの大声のヤジ?激励?を飛ばしており、とにかく異様な雰囲気としかいいようがない(本当に大声なんです。空いていてで静かな店内なのに)。知らずに来店したらめちゃめちゃ怖いだろうな。

ちなみに先に来店してたおじさんも弟陣営のワンタンメンを食べていたが、弟ルールを違反して「大盛」を頼んでしまったがために当てつけのように爆盛りの麺を食べる羽目になっていたし、「だから大盛じゃなくていいって言ったのに」とか言われていた。かわいそうに。爆盛りのチャーシューの下にも大量の爆弾みてーな大きさのワンタンが隠れており、変な汗をかきながらもなんとか完食。ヨシカワは顔色が若干青白くなっていた。「足りた?」じゃないよ。

そそくさと退店し、駅前の通りを歩きながら反省会をする。どうしても兄陣営のラーメンを食べたいなら、先客がダイに捕まった直後に来店すれば確実だと思われる。次こそは必ず......!再訪を誓いつつ東海道線に乗り込み、一路川崎へ…、川崎にて高校時代の友人と会合を果たす予定だがそれはまた別の話......。

ここまで書いてちょうど1万文字です。論文かな?

長過ぎるので、ここらへんにしときます。ここまで読んだ人は世界一暇です。

 

【大長編】男二人がうまい飯を食い、サウナの聖地に行くだけ②


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↑翌朝。チェックアウトを済ませ早々に市内の肉うどんが有名な店へ。ろくに調べもしないのに今のところすべての店が営業しているという奇跡が起きている。今回の旅行、"当たり"の回かもしれない...などと思いながら肉うどんの食券をカウンターに置く。この店は世にも珍しい「二郎系うどん」が食えるらしい、と期待して待っていて出てきたうどんが2枚目の写真。二郎系とは........?

おい!!!!!二郎系のうどん食えんの夜だけかい!!!!!!!!(味は、普通にうまかったです。あっさりした魚介のスープとこってりしたチャーシューが互いを補完しあっていて、無料トッピングのゆず胡椒もよかった)

しかし完全に二郎系の口になっていた俺たちは、地獄のエキストラ・ラウンドへ......

 


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↑地下鉄で数駅移動し、名古屋で最も凶暴な二郎系を提供する店、らけいこ へ。昼時だったがほとんど並ばず入れたのは幸運としかいいようがない。らけいこの名物はなんといっても油で揚げられたチャーシューが乗った汁なし二郎系──またの名をデブセブ(なぜデブセブと言うのかは、調べてもよくわからなかった)。揚げチャーシュー(通称セブ肉)のインパクトに目を引かれがちだが、キャベツ多めの野菜と自家製麺の超極太麺のクオリティは相当高い。ただデフォの麺量が450gあるので下手な覚悟で行くと終わります。ヨシカワはセブ肉を口に詰め込んだ状態で店を出てきた。というか、書いてて思ったが食いすぎだろ。昨日の夜から12時間以内に麺を4杯食っている。腹パンパンになった俺たちは名鉄に乗り一路東を目指す。途中、金山駅でドゥワァ! センナナヒャク!!の聖地巡礼をしつつ浜松へ。ここでレンタカーを借りてやたらと横に長い静岡県を走破する算段だ。

 

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金山駅らしい。この後レンタカーを借りようと浜松駅に降り立ったはいいが俺の方向音痴が本当にヤバすぎて駅徒歩5分のレンタカー屋に20分かけて到着。駅についた時点で予約の時間からすでに1時間遅れていたため合計1時間20分の遅刻。カスとしか言いようがないが、こればっかりは仕方がない…。トヨタレンタカーのそこそこいい車に乗り込み、静岡市方面へ……。静岡方面は右方向だから……こっちか

うわっ!前から車が!!


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↑俺たちが車に乗ったらすることなんてミームをカーステレオで流しながら永久に狂い続けることくらいしかない。上の動画のようにミームとして普及しているものならまだしも、「Wiiドラえもんひみつ道具王決定戦」(小学生のヨシカワが好きだったゲーム。おれはやったことすらない)のジャイアンが自分のターンを終えた時のセリフ「ざっとこんなもんよ!ほほーい!」をひたすら擦り続けた挙句、その次ののび太のターンが始まったときのセリフ「ぼくの番だよ!」まで擦り続けている始末。何のこと言っているか全くわからないと思うが、この動画をみればわかります。動画を直接貼ることはアップロード者の設定で封じられていた。

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↑この手の、「俺たち二人にしかわからない内輪ノリ」が何十種類もあり、それらのミームを複雑に組み合わせることで俺たちの会話は成立している。まるで暗号のように。多分だが第三者が俺たちの会話を聞いても半分も理解できない気がする。問題は俺とヨシカワと更にだれかがいる3人以上の状態での会話であり、俺とヨシカワはミームが出ないよう細心の注意を払いながら会話している。うっかり「ざっとこんなもんよう」を木村昴ボイスで言おうものなら普通に意味が分からないから。


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↑ひどいな。ちなみに、ヨシカワは「あっ、やばい」と言ってから屁をこく習性があり、それに被せて俺が「いまの俺です!」と言うというノリがこの車内で誕生した記念すべき瞬間。それにより俺はこの旅行中、屁負比丘尼(へおいびくに)の役職を負うこととなった。

〘名〙 良家の妻女や娘などにつき添って、放屁などの過失の責めを代わりに負った比丘尼。屁負比丘。科負(とがおい)比丘尼

屁負比丘尼とは - コトバンク


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ミームを垂れ流しつつ浜松から海岸線に沿って東へ。ここは静岡の先端部分こと御前崎。俺は滑りそうで怖いから後ろから見ていたがヨシカワは岩場をずんずん進んでいっていた。俺は海が好きなのでよくヨシカワと車に乗っていると遠回りをして岬とかまで行くことがよくある。途中、明らかに私道としか思えない細すぎる道(千と千尋の序盤でお父さんが爆走していた道に似ていた)に突入し、地元のおばさんにめちゃめちゃ不審がられてた。

さすが、先端部分ということもあり一切の対岸が見えない景色。丘を登った先にある展望台では地球の丸さを体感できるほど開けているらしいということで......

 



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↑画像左端の岩場がさっきヨシカワが立っていたところなので、結構高いところまで登ったのがわかると思う。丸い……か?肉眼で見るとぎり丸く見える。ちなみにここにいた大学生みたいなグループの男のイキリ方が最悪すぎて(展望台の屋根の上に昇ったりしていた)ヨシカワはマジで切れていた。ヨシカワはああいうイキリかたをマジで嫌っている。道玄坂の緑の会社のことも...。

この動画おもしれ〜。単純にヨッピーの話が面白い。その後ずっとブチギレ続けていたヨシカワはひたすら大学であったムカつくエピソードを話していた(授業中、前の席の人がペンを忘れたから貸してくれと頼まれたから投げて渡したらすごいにらまれた、という話など。←これどう考えてもヨシカワが悪いだろ)。俺たちの旅行は必ず渋くなる時間があるので、こんなもんへっちゃらです。その後にさいてょのカイエン青山の動画を大音量で流したところすぐにヨシカワは元気を取り戻した(俺たちはこの動画を流しすぎていて、「うわぁ、頑張ろう」の後の「俺も」という呟きが見過ごされていることを発見している)。あと斎藤佑樹のストラックアウトの動画も最悪すぎて最高なので大好き。みんなもみて。


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その後ヨシカワの大学院の講義をzoomで垂れ流しつつ車は静岡市内、登呂遺跡にほど近い旅館へ。こじんまりとしていてめちゃめちゃ高齢のおばあさんがフロントにいたのに、横のショーケースにめちゃめちゃごっつい戦車のプラモが飾ってあったのが面白かった。

なんの変哲もない和室、旅の疲れからかウトウトしていたら、ヨシカワが全裸でアナルを俺の顔面に乗せようとしていて最悪だった。でもこの、旅館にチェックインしたあとのダラダラが旅行で一番楽しいんだよな?楽しい、楽しくない?旅行、いいよね、旅行。思えば大学時代、本当にいろいろな場所をヨシカワと巡った。青森、四国(2回)、福岡、沖縄.........。大学生は人生の夏休みというが、それを本当に謳歌してしまった。

 

その後平気で爆睡し、午後九時過ぎ、静岡市内の駅前の評価が高いらしい中華屋へ(余談だが、最近俺はGoogleレビューの評価が爆裂に低い店をひたすら探し続けるという暇つぶしを行っている。それを経て実感したことは、Googleレビューの信憑性の高さと、食べログの信憑性の低さである。食べログが拝金主義で陳腐化したというニュースを聞いて久しいが、本当の本当に食べログはなんの信用もならない。あとりょうくんグルメも。Googleレビューの星が1.5とかのスーパーヤバレストランの食べログ評価が平気で3.5だったりするし、りょうくんグルメがツイートしてたりもする)。


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↑新新京というお店。静岡駅前の歓楽街の一角にあった。ウメ〜〜〜〜!この店はニンニクがゴロゴロはいったチャーハンとラーメンが名物らしく、正直言って今回一番アタリの飯だったかもしれない......。ニンニクはしっかり熱が入っておりホクホク、辛味や臭みはほとんどない。大阪じゃあんまり飲めないホッピーの黒を置いてるのもよかった。ホッピーの黒、ウメ〜〜!ホッピー一瓶で3杯はおかわりしちゃうもんね。

ちなみにヨシカワは運転手のうえそもそも酒を飲めないためノンアルです。申し訳ない。

結構人気の店らしく、こぢんまりとした店をひっきりなしに酔客が出入りしていた。中国人の夫妻が経営しており、愛想のいい奥さんとぶっきらぼうな夫のコントラストもいい。静岡駅に行く機会があったら普通に再訪したいと思っている。

ちなみにヨシカワはシラフのままALSに対する恐怖をひたすら語り続けていた。

なに??

二日目終わりです。翌朝はいよいよサウナの聖地へ......。

【大長編】男二人がうまい飯を食い、サウナの聖地に行くだけ①

気づいたら半年ブログを書いていなかったが、理由としては、ブログに書くようなイベントが何一つ起きなかったから。常々なんか書かなきゃとは思っていた。これマジ。

というわけで、久しぶりに友人ヨシカワと名古屋〜静岡を横断する旅行に行ったから、久しぶりに日記でも書こうと思う。例によって写真の殆どはヨシカワ撮影です。俺はめんどくさすぎてカメラ起動しなかった。

長すぎるので3つに記事分けてます(全部でちょうど1万文字あります)!世界一暇な人だけが読んでください。

以下本編。

 

5月某日夜。北大阪に住む俺と東京都北区に住むヨシカワは、さながら挟み撃ちのごとく名古屋に向かっていた。

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↑顔が怖すぎるヨシカワの近影(掲載許可アリ)。最近は毎日のようにzoomで作業通話をしていたため、久しぶりに会うというのに全く感慨というものがない。

↑これは「もちろん俺らは抵抗するで?……拳で」のモノマネを全力でやっているシーン。背後に日本地図がある理由は不明。思えば俺とヨシカワはしきりに名古屋に訪れていて(東京と大阪の中間地点で何かと便がいいため)名古屋に観光地はないとよく言ったものだが、うまい飯だけはあると、幾度となく名古屋を訪れている俺とヨシカワはそう確信している。そう、うまい飯だけは......。

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↑午後9時過ぎ、バイトを終えた俺は新大阪からこだまの自由席に乗り込む。こだまの自由席ってこんなに空いてんの?と思って缶ビール空けながら発車を待っていたら、大量の半グレみたいな風貌の男たちが乗り込んできて大騒ぎしながら俺の座っている席の直前(ちょくまえ)に座ってきた。座るなよ、直前(ちょくまえ)に。

「直前(ちょくまえ)に半グレ座ってきたんだけど?!」ヨシカワにLINE送ろうとスマホを開くと......。

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↑めちゃめちゃピンチに陥っていた。しかし俺たちは事前に特急券を取っておくことなど"絶対に"しないため、この情況も残念ながら当然といえる。残当。誰か助けてクレメンス。

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↑よかったね〜〜☺ちなみに以前も北海道行った帰りの新千歳空港で飛行機が飛び立とうとしていてガチダッシュする、無人島に行こうとしたらフェリーの整理券の配布が3時間前に終わっている、レンタカーの返却時間に間に合ったことが今まで一度もない、などありとあらゆるミスを犯し続けているため、内心何とかなるだろ.....としか思ってなかった。何とかならなかったらそれはそれで面白いし......。

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↑一足先に名古屋に着いた俺は駅前の広場でヨシカワを待つ。夜行バスの発着場が近くにあるらしくスーツケースを持った若者たちがたくさんいたが、突如としてノーマスクのジジイ3人組が煙草ふかしながら大声で登場して、空気がピリついていた。名古屋のこの混沌とした感じ、決して嫌いではない。


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↑やっとのことで合流したヨシカワと一路夜の街、錦へ。錦のギラギラした歓楽街の雰囲気は、大阪のそれとは少し違うもののような気がして、訪れるたびに少しおののく。いや単純に大阪の空気に俺が慣れきっているだけかもしれないが。十三、あるいは南方の空気に。と言ってもヨシカワは酒が飲めないためひたすら飯を食うのみ。ひとまずヨシカワおすすめの煮込みうどんが食える店「龍」へ。ここはガーシーチャンネルがおすすめしていた店らしい。ガーシーってグルメ情報も教えてくれるんだ。ちなみにここでヨシカワに誕生日プレゼントを渡しました。写真とかないけど、大長編ドラえもん「帰ってきたドラえもん」(旧作)のDVDと、その名シーンを再現したフィギュアなどを渡した。なぜ帰ってきたドラえもん推しなのかというと、この作品の節々の演出がおしゃれすぎる(例:ドラえもんがいなくなっても気丈に振る舞うのび太がふと見せる悲しそうな表情を「のび太の部屋の空っぽになった押し入れの視点から」映す、ウソ800を飲んだのび太が「桜ももう終わりだね......」と寂しそうにつぶやくと背後で桜が満開になる、などなど......)ということが俺たちの間で話題であり、この作品の素晴らしさを日々語り尽くしていたからだ(いまさら)。「うれしくない!」「うん、うん(のぶ代ボイス)」「これからまた、ずっとドラえもんといっしょにくらさない」「うん、うん(のぶ代ボイス)」のかけあいをzoom上で一生やり続けている。きしょ


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↑中でも俺たちが擦り続けているのは、のび太のママが帰ってきたドラえもんのび太のやり取りを聞きながら夕食のハンバーグを何も言わず一つ増やすシーンである。書きながら感動するくらいいいシーンだな。このシーンが好きすぎて「silently.adding.a.hamburg.steak@gmail.com」のアドレスを取得して運用しています。すみません、なんかひどめの内輪ノリの話をずっとしてしまって。こんな感じで続きます。それにしても、のびママがこのアドレス使ってたらめちゃめちゃ面白い。


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↑ヨシカワは無限の食欲を持っているため、煮込みうどんを食った直後に深夜営業の台湾まぜそばの店を探し徒歩20分かけて来訪。道中ずっとお互いのバイトの愚痴を言っていた気がする。詳しくは割愛するが、最近俺のバイトではとある大問題が発生していて、バイトリーダーたる俺はその解決を求められている......。そもそも俺なんて元来リーダーというものに向いていないのに...。

店の名前は忘れた。特に有名な店ではないらしいが、まぜそばはどこで食っても一定以上の美味さがあるという俺の持論通り、ここも普通にうまかった。特に揚げ玉がうまい。全国のまぜそば屋は揚げ玉を入れるべき。ちなみに、店員の目が完全にキマっていて、バキバキに睨みつけてきて、それが怖かったです。場所柄やっかいな酔っぱらいとかが多そうだし、それで狂ってしまったのだろうか...。麺を2杯食い流石に満腹になった俺たちは定宿としている栄のカプセルホテルにチェックインし、就寝。作業エリアで勉強をするといいつつ1秒もしなかったです。やったことといえばヨシカワが俺のマスクに生尻を乗せてきて、尻乗せマスクだということをすっかり忘れていた俺がそのマスクをつけたということくらい。

ちなみに、ここのカプセルホテルのサウナは前までタトゥーありだったため名古屋中のヤクザが集結していたのだが、2022年5月からはタトゥー禁止になったらしい。その代わりにはぐれメタルキングにそっくりのおじさんが、20分近くサウナに入り続けていた。さすがの守備力というべきか(はぐれメタルキングって何?)。

一日目終了。

PK shampoo 信徒からの手紙

PK shampooというバンドは、社会に適合し辛いことを自らのアイデンティティの担保にしてしまうような捻くれた若者──その多くが大学生だろう──にとって、間違いなく救済だったし、フロントマンであるヤマトパンクスは明らかに彼らの方を見て歌っていた。

しかし、今やもう彼はより高みを見つめて歌っている気がしたし、俺たちは彼にもう何か、俺たちのやるせなさや虚しさのようなものを代弁してくれることを期待するべきではないのかもしれない。

新木場STUDIO COAST、いつものライブハウスよりずっと高いステージ上でスポットライトに照らされるヤマトパンクスを見て、そう感じた。

そう感じたし、彼らはもっと高みを見据えるべきだと強く実感した。それだけ、俺は疎外されている気もしてしまうのだが……。前に出した記事で「彼らが触れる距離にいる内にライブに行くべきだ」などと書いたが、本当にあっという間に触れられる距離ではなくなってしまった。それほど、COASTのステージは高く感じた。そんなデカい箱をいっぱいに埋めて夜間通用口を歌いあげるなんて、やっぱりすごいバンドだ。はっきり言って、このバンドはもうめちゃめちゃ売れている。俺たちの嫌いなしょうもな大学生だって、春色のカーディガンを羽織ったマッシュヘアのいけ好かない軽音サークルの男だって、それと連れ立って歩いてるキーボード背負った女だって全員聴いてるぜ。

俺がこのバンドを好きになったのは、俺が大学に入って少しした頃で、確かKanzakigawa epが発売された直後とかそれくらいだった思う。ローファイなノイズと叙情的な主旋律、お得意の泣かせるコード進行によって規定されるPK shampooの音楽はまさしく発明、他のどんなシーンにもないロックだと思った。かくいう俺もその音楽に心酔し、ヤマトパンクスと同じような服を着て同じような髪型をしていた。もうやめたが。

しかし今になって思えば、このバンドが成功した原因は、その音楽が優れていたというのももちろんだが、それ以上に明らかにヤマトパンクスと彼を取り巻く人々が織りなす"シーン"の形成にあったと確信できる。究極、今後リリースが殆どなくてもヤマトパンクスを取り巻くシーンは大きすぎて、彼の影響力が衰えることはないとさえ思えてしまう。

このバンドの音楽は、ノイズまみれのサウンドと、メロディ及び詞の美しさのアンビバレントに魅力があるというような説明されている印象があるが、それだけの要素ではPK shampooの商業的成功を説明することはできないし、似たような音楽を別のバンドが制作したところで絶対に彼らを再現することはできない。思い出してほしい、彼らのレーベル名from WWWと1stフルアルバムのジャケットが描いたイメージを。それはとても精確にこのバンドの持つ最大の特徴を説明している。彼らは00年代以後のインターネットにおけるスラング的に消費されてきたアングラカルチャーとHIPHOPに特有だったストリートカルチャーをごちゃまぜにして"出力"し、他のどこにもないシーンを形成している

ここで重要なのは、繰り返し言うようだがその出力元/出力先は音楽のフォーマットだけでは必ずしもないということだ。ヤマトパンクスはありとあらゆるインターネット/ストリートカルチャーを取り入れてきているし、自身のファッションやSNS、ラジオ上におけるパフォーマンスを通じたブランディングが完璧に行われ、かつ彼の制作する音楽とそれが結びついてはじめて、PK shampooはPK shampooとしてのシーンを作りたりえる。そんなこと、大資本が注入された広告によってしかブランディングを行えないメジャーバンドには絶対にできない芸当だ。  

 もちろん、この類のブランディングを行い成功してきたアーティストはHIPHOP界隈を中心に数多くいることだろう。しかしPK shampooが特異的なのは、その手法を邦楽ロックというゴチゴチに固まった独特な音楽シーンに輸入してきたことにあると思う。だから、俺のようなインターネットボーイたちに振り向かれたし、今や多くの学生層に聴かれる音楽になり得たのだ。もちろんそれははじめは意図的なものではなかったのだろう。ヤマトパンクス個人の遍歴と彼を取り巻く音楽が結果的に組み合わさっただけに過ぎなかったのかもしれない。だがそれらはあまりに見事に融合し独特なシーンを邦楽ロック内に形成した。丁度、台風の目のように。

 ここまで散々音楽だけが重要な要素ではないと書いておいて恐縮だが、もちろん彼らの音楽も同じくらい重要だ。まず一聴させるきっかけをつくれなければ誰も振り向いてくれないから。そして、俺のような(自称)音楽好きのオタクに聴かせるのならともかく、大衆に聴かせるためには絶対にキャッチ―な主旋律が必要だ。ヤマトパンクスの歌はよく歌謡曲的だと言われるが、大衆に聴かせるためにはむしろ歌謡曲であった方がいい。聴かせる主旋律でなければ大衆は絶対に聴かない。しかしここが重要なのだが、現代の売れる音楽における重要なファクターとして俺のような(自称)音楽好きのオタクにも聴かれないといけないのだ、どういうわけか。キャッチ―かつ音楽好きをうならせる引き出しがあること(丁度、星野源とかそのいい例だと思うが……)、偶然か意図的なものかはわからないがヤマトパンクスの音楽はうまくそれを両立できている。泣かせて歌わせる主旋律と共感性の高い歌詞、かっこいいギターサウンドセカイ系の文脈すら感じさせる具体と抽象を行き来する深遠な歌詞世界、幾重にも幾重にも重ねられノイズじみたエレキギターの響き(とそれが意味すること)これをかんっぺきに一つの音楽に落とし込んでいるのがPK shampooの楽曲だろう。この曲があって初めて先述したシーンは動き出すし、大きくなり続ける。

 そういえば、楽曲の要素だけをとりだせばたびたび比較対象になる、ヤマトパンクスの尊敬する峯田和伸のそれと近しい部分は含まれる可能性があるが、そういう部分も含めてfrom WWWといって過言ではないだろう。それに個人の振る舞いレベルでは全く異なるスタンスをとっていると思うし、ここ数年でヤマトパンクスの立ち振る舞いはかなりアップデートされてハイファイなものになっていっている。

そう、ハイファイさ。彼らがここ数年で身につけた最大の強みはノイジーなのにハイファイであるということだろう。これは音楽的にも、ヤマトパンクス自身のブランディングにおいても重要なターニングポイントで、リリースで言うなら夜間通用口のMV公開とkanzakigawa epのサブスク解禁時(の新曲)ごろから明らかにごちゃ混ぜの雑多さの中に確かな洗練さをともないつつある。そう考えれば、あの1stフルアルバムほど完璧にノイズとハイファイさを兼ね備えたものはない。また銀杏BOYZを例に出して恐縮だが、ちょうど「光のなかに立っていてね」当時の銀杏をより高度に洗練させたような音楽をしていると思う。kanzakigawa→シングル奇跡頃の音源に特有だったハイとローをカットしたどこかローファイな音作りは鳴りを潜め、埋もれそうなノイズの中に鉄のように鋭いギターの響きを確かに感じさせるサウンドに成長している。一部の曲で取り入れられた打ち込みもうまく調和できている。主旋律の譜割りを見ても意図的に拍をずらした連符をアクセント的に取り入れていってるし、どんどんブラッシュアップされている。もうただの歌謡曲ではない。

SNSに注目するならば、最近のヤマトパンクスの振る舞いは「誰も傷つけない」ギリギリのラインを熟知したものに思える。俺はヤマトパンクスの振る舞いは完全に戦略だろう。まあそれは、バンドが大きくなったからには仕方ないのかもしれないが……。その中ではある種セルアウト的な振る舞いをしなければならないことがあるだろう、そしてヤマトパンクスはそれを完璧にこなしている。完璧にこなしているからこそ、俺からすればただ悲しい、そして疎外されたと感じてしまうのが。そう思えばCOASTのライブ、最後のMCで吐露した彼の素直な言葉を聞けて俺は本当に良かったと思う。彼の、このバンドを大きくしていきたいという本当に素直な思いを……。だからこそ、そう言ってくれたこそ、インターネットボーイの俺からすれば、これまでの、身内感というか、自分もシーンの一部でいれたという感覚というか、そういった感情から離れて彼らを一人のファンとして応援できるのだ。それは悲しいことでもあるが、いいのだ……俺みたいなやつは本来ただのいちファンでしかないのだから。でも、俺の大学生活、PK shampooがいてくれてとてもよかったと思うから、この2年ちょっとの間は、ミュージシャンとファンというよりも、同じシーンにいた“仲間”だったと思わせてほしい、錯覚でもいいから、そしてこれから先はただのミュージシャンとファンでいいから……。このバンドと、出会えてよかった.......。

ああそうです、この文はただの旧いファンの戯言です。俺みたいなオタクの妄言は無視してどんどん成功していってほしい。フジロックで歌うヤマトパンクスも、それはそれで見てみたいから。

 

ただ一点だけ、俺が老婆心で心配するのは彼の歌詞世界が限界に達してしまうんじゃないかということだ。市営葬儀で「暮らしのRHYME」を解禁したかと思えば白紙委任状では「繊細ごっこはどうやらおしまい」......ヤマトパンクス自身の内面を突き詰める方向性はそろそろ打ち切りにしたほうがいいと思う。俺はヤマトパンクスの抱く海のイメージがとても好きで、だから一番好きな曲は天王寺減衰曲線なのだが、ヤマトパンクスは海や宇宙に素晴らしい感覚の広げ方をできる人間だと思うので、そんな歌詞をもっと書いてほしい。シークレットトラックの曲もとても良かった(衛生都市計画も完璧に良かったから、ソロの続編も出してほしい)。

 

暗闇の中で具象と抽象を行ったり来たり

込める想いの蓋には重しを

水星より愛を込めて

桜宮に降る星は 架空潜望鏡で君だけが見ている

 

それでは。

日記─東京にて11/16-18

16日早朝。新宿に夜行バスは到着する。朝の新宿は梅田のそれよりもずっと人が多い気がするが、もしかしたらただの気のせいかもしれない。夜行バスで新宿につくと必ずくるり「アンテナ」を再生したくなるのは俺だけじゃないはずだ。生憎俺の乗ったバスはくるりの歌詞のように予定より早くの到着とはならず、東名高速道路が通行止めだったせいでずっと遅くバスタ新宿に到着した。

俺はいつまで夜行バスなんて乗ってるのだろう、もっと歳をとったら乗らなくなるのだろうか。大学一年のころは平気で4列シートに座って爆睡していたが、最近ではもう3列の広々としたシートでなければ眠れなくなってしまった。

そんなことを考えつつ山手線に揺られ、電車は駒込駅へ。駒込駅南口はいつ降りても山手線沿線とは思えない垢抜けなさがあって、嫌いではない。駒込駅から徒歩10分ほどの○○○マンション○○○号室に住む男の名はヨシカワ。俺はコイツ以外友達いないのか?最近では毎日のようにzoomを繋いでは作業通話という名の最悪zoomをし続けている。

もう少し前まではヨシカワ以外にも友達がいた気がするのだが、すっかり疎遠になってしまった......。

早朝ということもありヨシカワは寝起きだったようだが、インターホン越しの「すみませ〜ん、ミュージカルをやってる大西という者なんですが〜」という俺のふざけに笑ってくれたのでよかった(俺たちの間では、いま大西ライオンが大ブームになっている。あと、同じくらい斎藤佑樹の語録もブームになっていたのだが、突然引退しちゃったせいでイジりづらくなってしまった)。

ヨシカワの部屋はいつ入っても基本的にモノが無い。モノで囲まれた俺の部屋とは対照的だが、狂ったインテリア(消防水利の標識、2万円した呼び込み君、「餃子」のネオンサインなどなど)が散りばめられているところは共通している。どうでもいいが、俺は呼び込み君の2番(ちょっとシティ・ポップ風味のやつ)の方が馴染み深い。あれが鳴らされてたスーパーって少ないんだろうか。俺の地元のマルエツでは常に2番が流されていた。

ひとしきり呼び込み君などで遊んだあと、眠すぎるので昼過ぎまで寝た。本当は一時間だけ寝るつもりが、気づいたら昼過ぎ午後一時半、そのままヨシカワ宅を出発し近所のうまい麺を食いに。

近所といいつつ20分くらい歩き、富士丸という二郎系の店へ。最近、俺んちの近所に二郎系の店ができたこともありラーメンといえば二郎系、という感じになりつつあるのだが東京に来ても一杯目は二郎系。俺もヨシカワも二郎系が大好きだから仕方がない。二郎系はどれも同じ、という人もいるが、俺は二郎系の店々かなり固定化されたフォーマットの中で差別化を図ろうとする部分に二郎系の魅力があると思っているので、むしろある程度「同じ」であったほうがいいとさえ思っている。
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↑ラーメン富士丸 明治通り都電梶原店。小ラーメン麺少なめニンニクヤサイマシ。別皿アブラ、ネギ。詳しいことは省くが、とにかくお椀いっぱいに盛られたアブラが凶暴。アブラの味が濃すぎてスープが白湯(さゆ)のように感じられるほど......。

正直言ってかなり満腹になった俺たちは腹ごなしをかねて散歩をすることに。ちなみにヨシカワは無限の食欲があることを自他ともに認めているので、まだまだ食えるとかほざいていたが、コイツの場合マジで食う可能性がある。都電荒川線を横目に墨田川を超えて荒川沿いへ。このあたりの下町の雰囲気が俺はとても好きだ。廃墟と見紛う公営団地も、そこで野良猫に餌をやる老人の集団も、そこに干された黄ばんだ布団も。俺たちは普段からふざけすぎていて、常にしょうもないことを言い続けなければ気がすまないのだが、どういうわけかこのときは何時よりも時間がゆっくり進んでいる気がした。ゆったりと走る路面電車が、遠くのスカイツリーを反射する穏やかな午後の光が、それを反射してきらめく一級河川の水面が、その上にかけられた橋梁を滑るように走るモノレールの車両を数えながら歩くような静かさが俺達の間に流れた気がした。それはこの下町の空気がそうさせたに違いない。これは、後になって三大欲求以外の感情が死滅したヨシカワが回想するくらいなのだから確かな感情だ。

 

もう少し川を下れば俺が前に小説の題材にしようと訪れた東京拘置所があるが、そこまで歩いていると日が暮れてしまうので日暮里舎人ライナーで西日暮里へ。モノレールの車窓越しに雑居ビルの屋上でコントラバスを弾いている世界一カッコイイ男がいたが、ヨシカワは見ていなかったようだ。見とけよ。

西日暮里で山手線に乗り換え一路新宿へ。何を隠そう今回のヨシカワとの会合の目的は「勉強」に他ならない。俺もヨシカワも卒業論文を控えた身であることからもそれは明らかである。今回俺は新宿にて勉強のできるコワーキングスペースのあるうえ、サウナ付きの大浴場を有したカプセルホテルを予約しているのだ、あまりに用意周到なことに。この「安心お宿」という名のカプセルホテルを俺と吉川はこよなく愛しており(その原因として、夏の期間就活応援キャンペーンということで大学4年生に限り「無料」で宿泊できるキャンペーンを開催していたことに由来する。それをかつてなく利用し尽くした俺たちは、東京、名古屋、大阪にてそのキャンペーンを就活生でもないのに利用しまくるという害悪プレイを繰り返していたのだ)。しかし、しかしである。このキャンペーンが終わってなお6000円弱支払ってこのカプセルホテルを利用しているということはそれだけこのホテルのホスピタリティが優れていたということな証明ではなかろうか。アメニティがかつてなく優れているうえ軽食とソフトドリンク、そしてあろうことかアルコールまで無料なのだ、このホテルは。最高すぎる.........今後もよろしくお願いします。

ホテルのコワーキングスペースにつくやいなや早速ノーパソを拡げ遠隔授業に接続する。この講義に出席しなければ俺は留年するらしい。と、いうか単位の計算がよくわかってないからもしかしたら俺はすでに留年しているのかもしれない。怖すぎる、なにせ大学院に進学できないのだから、留年した場合。大学院......そう俺は大学院に進学するのだ、文系(しかも文学部)であるにも関わらず大学院に進学するということは世間的にはかなり多大なる意味を含んでいるらしいが俺はよくわかっていない。ただ単に、他に行きたい場所がなくて、俺の周りの環境が俺が大学院に進むことを許してくれたから、俺は大学院に進むというだけだ。そう俺は研究者の卵なのだ。どうしてくれよう。どうしようか.......。どうしたっていいし、何もしなくて家で寝ていたっていい。どうにでもなるし、何者にだってなれる。それこそ、急に思い立って飛行機のチケットをとって沖縄に行ってそこで2年くらいフリーターしたっていい。最高じゃないか。羨ましいだろ。もしかしたら5年後にはどうしようもなくなっているかもしれないが、いまが最高ならそれはそれで。なんの話だ?まあいいか......。

話は変わって(くるり東京の2番と同じ話の切り替え方)講義を聞き終えた俺は隣で居眠りするヨシカワを叩き起こし夜の新宿へ。底冷えの新宿、相変わらず人の流れは他のどの都市よりも多い。俺が初めて新宿を訪れたのは高校生、冬季講習の京大英語を河合塾新宿校に受けに行ったときで、それ以来俺は新宿に親近感とどこかおそれ多さを同時に感じ続けている、ちょうど中学で良くしてくれたちょっと怖いヤンキーの先輩みたいな(あくまで補足だが、もちろん俺はその後京大を受けてすらいない。数学がまったくできなかったからだ)。新宿を歩く俺達の目的地は西新宿は蒙古タンメン中本。この麺は大阪では食えないから東京に来るたびに食ってる。


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蒙古タンメン中本新宿店。ミニ冷やし味噌+半蒙古丼+生卵×2。ご存知だろうが冷やし味噌は蒙古タンメン中本のレギュラーメニューで最も辛さが強い。ミニサイズで冷やしのメニューがが味噌しかなかったから仕方ない。俺はそこそこ辛さには強いが、正直言ってこれは完全に許容値を超えていて、生卵を2つ使ってなんとか完食したものの、明日に体調を崩すことは確定したといえるだろう。言うまでもないが、ここまで大量のとうがらしを使っているとその旨味は大変なことになっていて、完食後つけ汁を少し舐めてみたが完全に旨味の塊そのものだった。恐らく慣れれば病みつきになるそれだが、それまでに胃に穴が空くことは避けられない。

中本を後にし、アルタビジョンの下を通り抜け再び宿のコワーキングスペースへ。端の席を陣取った俺達は再びしょうもないことを言い合いながらノートパソコンを開く。そうこの集まりの目的は勉強........なわけだがいまいち興が乗らない俺は小説を書いていた。小説。なんの小説かというと去年書いてそこそこウケがよかったものの諸事情によりネット上から削除していたヨドガワなんたらかんたらの手直しをしていた。いつまでこの小説書いてんねんな、ホンマ.............。ちなみに全面的に改修を加えた最新版ヨドガワうんぬんかんぬんは再びアップしてあります。大筋は変わっていないのでもう読んだ人は無視して下さい。まだ読んでない方は是非。リンク貼っときます。

Yodogawa Sentimental Overdose | 無戒 非 #pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14268510

↑noteとpixiv小説にあげてます。中身は同じ。タイトルが英語に変わっているのは、なんとなくです。ほんとうは表紙も英語にしてもよかったのだが、うまく文字をかけなかったのでやめた。ちなみに、このYodogawa〜のバージョンは、今度出す同人誌にも載せる。同人誌にはY.S.O(こう略すとカッコイイから、英題にしてよかったかもしれない)と新作の中編くらいの長さの小説と、しょうもな自分語りエッセイを1篇か2篇載せる予定。構成なり表紙なりは結構決まってるんだが、肝腎の新作がめっきり進んでいない。前後編の前編は出来ているわけだが、その後の展開をずっと考えている。そもそも俺は展開を作ることが苦手で、見せたい景色や情動がいくつかあって、それをうまく書きたいという気持ちはあるのだが、展開を面白くしたいという気持ちがあまりない。そういう意味では、Y.S.Oはうまいこと俺の見せたい部分だけ見せれた気がする。どうですか?今読んでも結構いいと思う。

あ〜、なんの話だっけ?そう、俺が小説の編集画面と格闘してる間、ヨシカワはなにやら勉強していた。つい先々週大阪に来た頃(そう、ヨシカワはつい先々週も大阪に来てるのだ。その一月くらい前は四国に行ったりした。尻切れトンボで終わった前の記事の続きを書く予定は、とくにない。仲良しこよしか?)はただひたすらにクラッシュバンディクーをやっていたというのに。そう、ヨシカワは基本的にありとあらゆるコンテンツに触れずに生活しているため、本も漫画も読まないしテレビは見ないしゲームもほとんどせず、You Tubeの文字が流れる動画を一生見続けているということで有名なのだが、なぜかクラッシュバンディクーだけは大好きでトロフィーをコンプするくらいやり込んでいる(ちなみに、ヨシカワはクラッシュバンディクー以外だとドラゴンクエストモンスターズ星のカービィしかゲームをやったことがないらしい)。スマブラの最後の参戦ファイターがクラッシュバンディクーなんじゃないかということを真剣に望んでたし、その時の参戦PVでマリオたちがリンゴを齧っていたところ突然スマブラのあのマークをぶち破ってクラッシュが登場し「クラッシュ万事休す」を踊るというムービーが流れるということまで予想していたのだ。

↑全然赤の他人の方なのだが、俺達と完全に全く同じ話をしていてすごく嬉しくなったツイート。

↑最高の動画。全員見たほうがいい。

すまん、なんの話だっけ?そう、ヨシカワは驚くことに結構勉強していた。流石に卒論の進捗がまずいとみえる。EXCELを使ってなにやらやっていたが、俺はEXCELが正真正銘なにもわかっていないので、EXCEL使えるのはすごいと思う。俺の卒論......?まあ、その話はやめておこう。作業が一段落した俺たちはサウナでも行って汗を流しそして眠ろうと思っていたのだが、サウナはメンテナンスか何かで休止中だった。俺達は相変わらずこういうことが多すぎる(過去記事参照)先々週ヨシカワが大阪きたときも行こうと思っていた銭湯が3連続で閉まっているという奇跡が起きた。やってないものは仕方がないので狭いカプセルルームにて就寝。俺は狭いところが好きだからちょうどいい。

17日。朝早起きして勉強しようと言いつつ起きたら11時過ぎだった。この日、俺は千葉は柏で用事があったのだが偶然にも(?)ヨシカワも柏で友達と会うらしく、一緒に柏駅まで向かうことになった。柏、行くのは初めてだが日暮里から乗り換え無しで行けるらしい。千葉......神奈川県民だった俺にとって全く縁のない土地だが遠いようで近く、近いようで遠い。一時間弱をかけて柏へ。道中昨晩の中本のせいで20分近くトイレに篭もっていたことは言うまでもないが......。


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↑王道家柏本店。チャーシューメン+味玉+ミニチャーシューまぶし。俺の大好きなSUSURUも絶賛する家系の名店、家系を食って育ったと言っても過言では無いハマっ子(←これ、自分で言ってると相当キツイな)の俺からすれば最高としか言いようがない。ただかなり塩気が強い。味薄めでもいい可能性がある。

道家を出て柏駅に向かう道中、ヨシカワの大学の友達が待ち構えていた。時はすでに3時過ぎ、ヨシカワは2時半に待ち合わせてると言ってたから相当待ったはずだが、毎度のことなのか怒ってはいなかった。俺は「俺+友達+友達の友達」の状況がかなり苦手なので早々にその場を後にする。そういえば今はなんか友達の位置情報がわかるアプリをみんな入れてるらしい。すごいな、俺が入れても頻繁に会う友達がヨシカワとバイトの後輩の二人しかいないから意味ないけど。ちなみにヨシカワはめちゃめちゃ友達が多い。40人くらいいると思う。俺とzoomしてる時も頻繁に電話がかかってくる。俺なんて誰かから電話きたの2年くらいないのに(これマジ)。

その後柏駅のゲーセンで時間を潰し午後6時頃柏の葉キャンパス駅にて高校時代の友人、「J」と合流。乗り換えミスって6時集合のはずが20分近く遅刻してしまった。ヨシカワも俺もだが、基本的に時間にルーズすぎる。バイトの後輩もそうだが、俺の友人は全員時間を守るという概念がない。いや正確にはあるのだが、どう頑張っても間に合わないのだからどうしようもない。そういえば今年の正月に高校時代の友人6人で集まったのだが、集合時間に到着したのは「ゼロ人」という結果だった。この前バイトの後輩と映画観に行ったときは俺が20分遅れたところを彼は40分遅れてきたせいで俺の遅刻だけでは相殺しきれなかった。

Jは時間を守る男なので、いつも待たせている気がするが、素直に謝という感情しかない......。ちなみにこの男、Jとは俺が中学生くらいの頃から毎年10月末にお互いの誕生日が近いことを利用し祝い合うという行事を行っている。前にもそんなことを書いたかもしれない。今年は俺の大学院試験があった都合で11月の半ばまでずれ込んだが、やれてよかった。Jは今年(去年?)から東京大学の柏キャンパスに通っているらしい。柏までがえらく遠いこともさることながら、駅からキャンパスまでもが異様に遠い。何もないだだっ広い道を歩きながら、お互いの近況報告などをする。Jははっきり言ってめちゃめちゃ優秀な男のため天下の東大でなんかよくわかんねえすごい研究をしたりしているらしい(柏キャンパスがそういう最先端のあれこれをやる場所らしい?自動運転のバスが走っていた)。これはボカシて書いているわけではなく俺ではよく理解できなかっただけだ。かたや俺はバイトリーダーであるということしか褒められる点がない。バイトリーダー、今のバイトを始めた当初は無能ということで有名だった俺も気づけば最年長.........ただ就活もせず同じバイトをただひたすら続けていただけで得られた唯一の誇りである。ただし時給は研修生と20円しかかわらない。そんな俺を尻目にJは遙か高みにいる気がする.......気がするだけで、実際はそう遠くない場所にいるのだろうか、それともマジで月とスッポンなのだろうか。キャンパス内にある寿司屋で寿司を食い、その後J宅にて俺の誕生日プレゼントである大量の日本酒を飲んで寝た。Jはちなみに飲めるクチなので、それは嬉しい。ヨシカワは飲めんからな。Jは俺が銭湯好きであることからマジのケロリンの黄色い桶をくれた。めちゃめちゃかさばったけど、ありがとう。f:id:team-hanagami:20211120215236j:image

↑ありがとう。左の漫画もくれたけど、これは個人的に所有してるものと被った。被ったが、時を経てなお同じ漫画をフォローしてるというのはちょっと嬉しい。Jは基本的に生活能力が無いので掃除をしないのだが、最近は研究室の仲間が掃除してくれているらしく、結構片付いていた。人は成長する。ただ、来客用の布団がないのは相変わらずなので昔のように同じベッドで寝た。なんか恥ずかしい「マジ」の話をしたような気がするが、あまり覚えていない。

翌朝、起きたら昼過ぎだった。飲み過ぎで頭がいてえ。駅近くのJおすすめのラーメン屋に向かう。国道沿いなのに駐車場がないラーメン屋だった。

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↑らーめん工房 けや木。油そば+チャーシュー3枚増し+半ライス。油そばにしては珍しく魚介系のタレだったと思う。細麺とよく絡んでうまい。ラーメンを食い、Jは明日の面接の準備をすると言って柏の葉キャンパス駅前で別れた。ちなみに俺は明日大学院の合格発表だ。これ書いている今となっては結局合格していたのだから何を言っても意味がないが、そこそこ心配していた、俺の試験結果に関しては。正直内部進学のため余程のことがない限り落ちるということはないのだが、どうしても外国語試験のフランス語が心配だった......なぜなら4年生の前期まで第2外国語の単位を落とし続けていたのだから、俺は。ま、結果論だろう、そのあたりは......。合格した今となってはむしろ単位のことが心配だ。俺のことだから1単位だけ足りていないみたいなことも平気で起こりそうだから。まあその時はその時だろう(のん気)。

柏を後にした俺は、今回の東京行き最大の目的である新木場はSTUDIO COAST、PK shampooの記念すべき1stフルアルバムのリリースイベントへ向かう。このアルバムの感想までここに書いたら長すぎて大変なことになるから、後日別の記事にしようと思う。俺がこのバンドに対して考えていることはかなり多いので。それにしても、コーストがなくなるというのはなかなか感慨深い。というのも、俺が人生で初めて観に行ったライブが、THE BACK HORNのコーストでの公演だったからだ。あれば中学3年くらいのときだったかもしれない。真冬で、待機列がとにかく寒かったことは覚えている。あと、一曲めが「敗者の刑」というすげえマニアックな曲だったことも。それから、wowakaが亡くなったときの献花式とその後のライブもコーストだった。そう考えると、俺がその時々で一番好きだったバンドのライブをコーストで観ていることになる。まあ、辺鄙なところにあったしなくなるのも仕方ないか...。

それにしてもライブはいい。今年の大学院試験の筆記の問が「ライブ音楽とメディア音楽の違いを説明しろ」というものだったが、そんな問いはここ2年いやでもライブ音楽から遠ざからざるを得なかった俺たちにとって最も重要な問いの一つだろう。どうせなら、このライブを観たあとに問題を解きたかった。でかい音で耳がキーンとなる中帰りの電車に揺られる感覚も、久しぶりだ。 ライブ後、京葉線で東京駅へ、そのまま横須賀線に乗り換え錦糸町。言い尽くされたあるあるをあえて言うが、京葉線から横須賀線の乗り換え、流石に遠すぎないか?流石に............。

↑まだあまり言われていないかもしれないあるある。もしかしたら結構言われてるかもしれない。錦糸町に何があると言えばサウナである。サウナ錦糸町も最高だが、この前行ったばかりなので駅の反対側にある楽天地スパへ。サウナ錦糸町がローカル銭湯の最高峰だとすれば、楽天地スパはスーパー銭湯の最高峰であろう。夜行バスに乗る前にサウナに行くと、ぐっすり眠れるからおすすめ。平日の夜だったがサウナはかなり空いていて快適だった。そしてそのまま錦糸町を後にし、東京駅八重洲口の高速バスターミナルへ。ちなみに出発時間を間違えていて、かなり時間かやばかった。乗り遅れてたら笑えなかったな.........。次の日が大切な合格発表ということで眠れない気もしていたが、杞憂。大阪まで一度も目覚めることはなかった。杞憂、これが俺の人生のテーマである......。心配事の9割は起こらない、明日のことは明日考えればいい、これが座右の銘かもしれない。

長すぎるので、このあたりで終わります。

それでは。