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【大長編】男二人がうまい飯を食い、サウナの聖地に行くだけ③

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↑翌朝!!近くの海岸まで散歩した後、ついに旅行のメインイベント、サウナの聖地しきじへ。今回泊まった旅館登呂という旅館はサウナしきじへ徒歩で行けるほぼ唯一の宿泊施設のはず。一応しきじ内で宿泊することもできるが、その場合休憩室の雑魚寝か、健康ランドなどにありがちなリクライニングチェアで夜を明かす必要があるので注意。旅館登呂は値段もお手頃で海も近く最高のロケーションといえる。

ちなみに、タトゥーは一切禁止、サウナハットも禁止らしい。今どき珍しいが、郷に入っては郷に従うのみ。

平日の早朝7時頃にも関わらず、駐車場には大量の車が。さすがサウナの聖地とでも言うべきか......。俺がサウナに目覚めて早数年、気づけば世間はサウナブームもブーム、それが高じて静岡にまでくるのだから、俺たちのミーハーさといったらない。元来の逆張りインターネットボーイである俺からすれば屈辱的とも言える行為だが、興味が勝ったのだからしょうがない。と言っても「しきじは水風呂が違う」とかみんな言ってるけど、水風呂なんてどこも一緒でしょ?なんて自分の中の斜めに構える精神を捨てきれないまま大浴場へ。

......

 

すみません、水風呂、全然違いました。なんだろ、ドバドバ循環しまくってる水風呂で水温も低いはずなのに全然刺すような冷たさがない。まさに包まれるような感じ。しかも完全なる湧き水だから飲んでいい。体内からも火照りをさます感じ、新しい。

ついでに言うとミストサウナも全然違った。ミストサウナって普通はドライサウナのおまけって感じだと思うけど、むしろしきじではミストサウナ(薬草サウナ)が本番。蒸気がやばい勢いで床下から噴出してるせいで身動きがとれなくなる。下手するとやけどする。でもやけどしそうなくらいの蒸気に包まれたあとの違いすぎる水風呂が..........あーーーーーーーーーー

きもち〜〜〜

やはり流行ってるものには流行っているだけの良さがある。それがたとえベタな選択だったとしても、ベタになるだけの理由がある……。

 

全然関係ないが、最近Vaundyのライブを初めて生でみたんだが、そのアイドルみたいなステージングのこなしをみて完全に俺は感心してしまって、サウナしきじに行った時と同じ感想を抱いた。Vaundyは元々インターネットの人だったし、サウナだってサブカル的な文脈で流行して、それがメインストリームなものへとなっていったわけだから、やはり優れたもの、「ベタ」になり得るものには万人を引き付ける何かがある。俺のような逆張り野郎でさえも引き付ける何かが…。だから、俺たちは流行りものを決して馬鹿にするべきでないし、むしろリスペクトを込めて受容していくべきなのだ。すみません、何の話ですか?

 

 

↑妄言はさておき、サウナできもちくなってたら普通にチェックアウトの時間を過ぎていたので大急ぎで支度をしチェックアウト。ちなみに、俺とヨシカワの旅行ではあらゆる予定の予約や時間の管理は俺が担当しているが、別に俺は時間にめちゃめちゃルーズなため、普通に遅刻するし営業時間も間違えてたりする。でもヨシカワは怒らない。この絶妙なバランスで俺たちの関係は成り立っている。旅館を30分遅れでチェックアウトした俺達はせっかくだからすぐ横にある登呂遺跡へ。全く知らなかったのだが、俺は幼少期によく登呂遺跡に訪れていたことを後に母親から教えてもらった。3歳くらいまで静岡に住んでいたのは知っていたが、この近くだったとは。ちなみに俺が初めて歩いたのは駿府城公園らしい。後の天下人の居城で初めて歩いたって、大物っぽいエピソードでいいな。

登呂遺跡を散歩していたら旅館から電話が、ヨシカワが充電ケーブルを忘れていたらしい。以前高知の旅館でもヨシカワは充電ケーブルを忘れていった(その時は諦めて捨ててもらった)。カス.....。余談だが俺もその2日後、新橋のカプセルホテルにモバイルバッテリーを忘れました。両者相打ちといったところか。カス。

 

↑登呂遺跡で竪穴住居に入ったりしてモタモタ観光していたらレンタカーの返却時間がマジでヤバくなったので帰路は高速道路を使用(どうでもいいけど俺たちの旅行ってなぜか遺跡に行き過ぎている気がする。三内丸山遺跡岩宿遺跡、吉野ケ里遺跡……有名な遺跡はもはやあらかた巡ったんじゃないか)。車はこのまま熱海で乗り捨てる予定。

道中高速道路の分岐を「ガチ」で間違え、辿り着くはずのない御殿場インターになぜか到達してしまい「マアアアアアアアアアア!間違えちゃった!」「どうか、しましたか」「すみません...降りるインターのチェンジを間違えてしまったのですが」「ちょっと、おとなしくしててくれる」などのやり取りを経て熱海へ。上の写真もそうですが、ここから一切の写真を撮っていないためすべてフリー素材で代用してます。ブログ書くんだから写真くらい撮ればよかった。。。。。。

↑いよいよ旅もクライマックス、熱海で無事車を返却し、そのまま湯河原でラーメンを食い、この食い倒れの旅は終わりとなる。例によって一切の写真を撮り忘れていたのでフリー素材です。熱海、ものすごい久しぶりに来た気がするけどいい町ですね~~。まだ5月なのに夏のような日差しと熱気があって、南国のような雰囲気を味わえた。

この後ドカ盛りで有名な湯河原のラーメンを食う予定だったのにヨシカワは商店街で金目鯛のハンバーガーを食べていた。すごい食欲。ちなみに、これから食う湯河原のラーメンは、かの有名な飯田商店ではなく、「味の大西」という店です。(いい意味でも悪い意味でも)知る人ぞ知る…………。どういうことかはこの店のGoogleレビューをみればすべてわかります。やはりGoogleレビュー、有能。

goo.gl

note.com

↑あとはこのめちゃくちゃバズったマキヤ氏の記事を読めばわかります。ヨシカワは以前に一回この店を訪れたことがあり、その際は弟・ダイ陣営の麺を食べたとのことで、今回はなんとかして兄が店頭で客引きを行うタイミングを窺い入店し、兄・母陣営の麺を食べようという作戦会議をしながら湯河原の駅前の通りを歩くと、交差点の一角に明らかに異様な雰囲気を放っている店が出現。ボロボロのビルの一階、看板も何もなく代わりにガラス張りの扉に大きく「携帯電話使用禁止」と書かれた手書きの張り紙がしており、店前にはいかつい髪形で煙草を吸うおじさんが......

弟だ!!

客だと悟られる前に店を素通り、横の路地に逃げ込む(なんでラーメン食うだけでこんなことしないといけないの?)。「いまの絶対客だって思われたよね?!」「怖すぎるからこのまま諦めて横浜で浜虎食って解散にしない?」弟のあまりのいかつさに怖気づく俺たちだったが、意を決して再び店の前へ。すると店頭で客引きしていたのは眼鏡をかけたいかつい髪形のおじさん......

ダイだ!!

すみません、怖すぎるので諦めました。ダイに導かれるまま入店、指定されたテーブル席に着席。導かれるままにおすすめのワンタンメンを二つ注文、サービスで出されたやたらとおいしいお茶を飲みながら店内を見回す。

数々のレビューでいわれていたほど店内は汚くないが、昼時にもかかわらずやたらと広い店内に客は俺たちを含め2組しかいない。レビューや上の記事に書いてあったような両陣営の罵りあいはなかったものの、先に入店していた作業服姿のおじさんがスマホを見ていたら母が近づいてきて「携帯電話はダメってことになってるから」とすごいねっとりした調子で注意してた。最悪かい。10分ほど待っていると、大量のチャーシューで覆われた巨大などんぶりが到着(ここで着丼。とか書く気概は俺にはない)。

最後の飯なのに写真を取れないのが非常に歯がゆいが、撮影禁止のため仕方がない。とにかく量が多い。チャーシューの分厚さに面食らいながら麺を食らっていると(激うまギャグ)、厨房から弟が小皿に盛られた大量のチャーシューを運んできた。「これ、サービスだから!」これマジ?その後も弟は「足りなかったら言ってね!」「お兄さんたち、”当たり”のほうのラーメン食べれてよかったね!」などと超大声で調子のいいことをずっと喋りかけていたが、そこにはサービス精神というよりも兄たちへのアピールをするという意図しか感じられず、ただただ怖かった。時々ホールにいるダイに「考えて動けよ!」などと運動部張りの大声のヤジ?激励?を飛ばしており、とにかく異様な雰囲気としかいいようがない(本当に大声なんです。空いていてで静かな店内なのに)。知らずに来店したらめちゃめちゃ怖いだろうな。

ちなみに先に来店してたおじさんも弟陣営のワンタンメンを食べていたが、弟ルールを違反して「大盛」を頼んでしまったがために当てつけのように爆盛りの麺を食べる羽目になっていたし、「だから大盛じゃなくていいって言ったのに」とか言われていた。かわいそうに。爆盛りのチャーシューの下にも大量の爆弾みてーな大きさのワンタンが隠れており、変な汗をかきながらもなんとか完食。ヨシカワは顔色が若干青白くなっていた。「足りた?」じゃないよ。

そそくさと退店し、駅前の通りを歩きながら反省会をする。どうしても兄陣営のラーメンを食べたいなら、先客がダイに捕まった直後に来店すれば確実だと思われる。次こそは必ず......!再訪を誓いつつ東海道線に乗り込み、一路川崎へ…、川崎にて高校時代の友人と会合を果たす予定だがそれはまた別の話......。

ここまで書いてちょうど1万文字です。論文かな?

長過ぎるので、ここらへんにしときます。ここまで読んだ人は世界一暇です。