鼻紙diary

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日記─東京にて11/16-18

16日早朝。新宿に夜行バスは到着する。朝の新宿は梅田のそれよりもずっと人が多い気がするが、もしかしたらただの気のせいかもしれない。夜行バスで新宿につくと必ずくるり「アンテナ」を再生したくなるのは俺だけじゃないはずだ。生憎俺の乗ったバスはくるりの歌詞のように予定より早くの到着とはならず、東名高速道路が通行止めだったせいでずっと遅くバスタ新宿に到着した。

俺はいつまで夜行バスなんて乗ってるのだろう、もっと歳をとったら乗らなくなるのだろうか。大学一年のころは平気で4列シートに座って爆睡していたが、最近ではもう3列の広々としたシートでなければ眠れなくなってしまった。

そんなことを考えつつ山手線に揺られ、電車は駒込駅へ。駒込駅南口はいつ降りても山手線沿線とは思えない垢抜けなさがあって、嫌いではない。駒込駅から徒歩10分ほどの○○○マンション○○○号室に住む男の名はヨシカワ。俺はコイツ以外友達いないのか?最近では毎日のようにzoomを繋いでは作業通話という名の最悪zoomをし続けている。

もう少し前まではヨシカワ以外にも友達がいた気がするのだが、すっかり疎遠になってしまった......。

早朝ということもありヨシカワは寝起きだったようだが、インターホン越しの「すみませ〜ん、ミュージカルをやってる大西という者なんですが〜」という俺のふざけに笑ってくれたのでよかった(俺たちの間では、いま大西ライオンが大ブームになっている。あと、同じくらい斎藤佑樹の語録もブームになっていたのだが、突然引退しちゃったせいでイジりづらくなってしまった)。

ヨシカワの部屋はいつ入っても基本的にモノが無い。モノで囲まれた俺の部屋とは対照的だが、狂ったインテリア(消防水利の標識、2万円した呼び込み君、「餃子」のネオンサインなどなど)が散りばめられているところは共通している。どうでもいいが、俺は呼び込み君の2番(ちょっとシティ・ポップ風味のやつ)の方が馴染み深い。あれが鳴らされてたスーパーって少ないんだろうか。俺の地元のマルエツでは常に2番が流されていた。

ひとしきり呼び込み君などで遊んだあと、眠すぎるので昼過ぎまで寝た。本当は一時間だけ寝るつもりが、気づいたら昼過ぎ午後一時半、そのままヨシカワ宅を出発し近所のうまい麺を食いに。

近所といいつつ20分くらい歩き、富士丸という二郎系の店へ。最近、俺んちの近所に二郎系の店ができたこともありラーメンといえば二郎系、という感じになりつつあるのだが東京に来ても一杯目は二郎系。俺もヨシカワも二郎系が大好きだから仕方がない。二郎系はどれも同じ、という人もいるが、俺は二郎系の店々かなり固定化されたフォーマットの中で差別化を図ろうとする部分に二郎系の魅力があると思っているので、むしろある程度「同じ」であったほうがいいとさえ思っている。
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↑ラーメン富士丸 明治通り都電梶原店。小ラーメン麺少なめニンニクヤサイマシ。別皿アブラ、ネギ。詳しいことは省くが、とにかくお椀いっぱいに盛られたアブラが凶暴。アブラの味が濃すぎてスープが白湯(さゆ)のように感じられるほど......。

正直言ってかなり満腹になった俺たちは腹ごなしをかねて散歩をすることに。ちなみにヨシカワは無限の食欲があることを自他ともに認めているので、まだまだ食えるとかほざいていたが、コイツの場合マジで食う可能性がある。都電荒川線を横目に墨田川を超えて荒川沿いへ。このあたりの下町の雰囲気が俺はとても好きだ。廃墟と見紛う公営団地も、そこで野良猫に餌をやる老人の集団も、そこに干された黄ばんだ布団も。俺たちは普段からふざけすぎていて、常にしょうもないことを言い続けなければ気がすまないのだが、どういうわけかこのときは何時よりも時間がゆっくり進んでいる気がした。ゆったりと走る路面電車が、遠くのスカイツリーを反射する穏やかな午後の光が、それを反射してきらめく一級河川の水面が、その上にかけられた橋梁を滑るように走るモノレールの車両を数えながら歩くような静かさが俺達の間に流れた気がした。それはこの下町の空気がそうさせたに違いない。これは、後になって三大欲求以外の感情が死滅したヨシカワが回想するくらいなのだから確かな感情だ。

 

もう少し川を下れば俺が前に小説の題材にしようと訪れた東京拘置所があるが、そこまで歩いていると日が暮れてしまうので日暮里舎人ライナーで西日暮里へ。モノレールの車窓越しに雑居ビルの屋上でコントラバスを弾いている世界一カッコイイ男がいたが、ヨシカワは見ていなかったようだ。見とけよ。

西日暮里で山手線に乗り換え一路新宿へ。何を隠そう今回のヨシカワとの会合の目的は「勉強」に他ならない。俺もヨシカワも卒業論文を控えた身であることからもそれは明らかである。今回俺は新宿にて勉強のできるコワーキングスペースのあるうえ、サウナ付きの大浴場を有したカプセルホテルを予約しているのだ、あまりに用意周到なことに。この「安心お宿」という名のカプセルホテルを俺と吉川はこよなく愛しており(その原因として、夏の期間就活応援キャンペーンということで大学4年生に限り「無料」で宿泊できるキャンペーンを開催していたことに由来する。それをかつてなく利用し尽くした俺たちは、東京、名古屋、大阪にてそのキャンペーンを就活生でもないのに利用しまくるという害悪プレイを繰り返していたのだ)。しかし、しかしである。このキャンペーンが終わってなお6000円弱支払ってこのカプセルホテルを利用しているということはそれだけこのホテルのホスピタリティが優れていたということな証明ではなかろうか。アメニティがかつてなく優れているうえ軽食とソフトドリンク、そしてあろうことかアルコールまで無料なのだ、このホテルは。最高すぎる.........今後もよろしくお願いします。

ホテルのコワーキングスペースにつくやいなや早速ノーパソを拡げ遠隔授業に接続する。この講義に出席しなければ俺は留年するらしい。と、いうか単位の計算がよくわかってないからもしかしたら俺はすでに留年しているのかもしれない。怖すぎる、なにせ大学院に進学できないのだから、留年した場合。大学院......そう俺は大学院に進学するのだ、文系(しかも文学部)であるにも関わらず大学院に進学するということは世間的にはかなり多大なる意味を含んでいるらしいが俺はよくわかっていない。ただ単に、他に行きたい場所がなくて、俺の周りの環境が俺が大学院に進むことを許してくれたから、俺は大学院に進むというだけだ。そう俺は研究者の卵なのだ。どうしてくれよう。どうしようか.......。どうしたっていいし、何もしなくて家で寝ていたっていい。どうにでもなるし、何者にだってなれる。それこそ、急に思い立って飛行機のチケットをとって沖縄に行ってそこで2年くらいフリーターしたっていい。最高じゃないか。羨ましいだろ。もしかしたら5年後にはどうしようもなくなっているかもしれないが、いまが最高ならそれはそれで。なんの話だ?まあいいか......。

話は変わって(くるり東京の2番と同じ話の切り替え方)講義を聞き終えた俺は隣で居眠りするヨシカワを叩き起こし夜の新宿へ。底冷えの新宿、相変わらず人の流れは他のどの都市よりも多い。俺が初めて新宿を訪れたのは高校生、冬季講習の京大英語を河合塾新宿校に受けに行ったときで、それ以来俺は新宿に親近感とどこかおそれ多さを同時に感じ続けている、ちょうど中学で良くしてくれたちょっと怖いヤンキーの先輩みたいな(あくまで補足だが、もちろん俺はその後京大を受けてすらいない。数学がまったくできなかったからだ)。新宿を歩く俺達の目的地は西新宿は蒙古タンメン中本。この麺は大阪では食えないから東京に来るたびに食ってる。


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蒙古タンメン中本新宿店。ミニ冷やし味噌+半蒙古丼+生卵×2。ご存知だろうが冷やし味噌は蒙古タンメン中本のレギュラーメニューで最も辛さが強い。ミニサイズで冷やしのメニューがが味噌しかなかったから仕方ない。俺はそこそこ辛さには強いが、正直言ってこれは完全に許容値を超えていて、生卵を2つ使ってなんとか完食したものの、明日に体調を崩すことは確定したといえるだろう。言うまでもないが、ここまで大量のとうがらしを使っているとその旨味は大変なことになっていて、完食後つけ汁を少し舐めてみたが完全に旨味の塊そのものだった。恐らく慣れれば病みつきになるそれだが、それまでに胃に穴が空くことは避けられない。

中本を後にし、アルタビジョンの下を通り抜け再び宿のコワーキングスペースへ。端の席を陣取った俺達は再びしょうもないことを言い合いながらノートパソコンを開く。そうこの集まりの目的は勉強........なわけだがいまいち興が乗らない俺は小説を書いていた。小説。なんの小説かというと去年書いてそこそこウケがよかったものの諸事情によりネット上から削除していたヨドガワなんたらかんたらの手直しをしていた。いつまでこの小説書いてんねんな、ホンマ.............。ちなみに全面的に改修を加えた最新版ヨドガワうんぬんかんぬんは再びアップしてあります。大筋は変わっていないのでもう読んだ人は無視して下さい。まだ読んでない方は是非。リンク貼っときます。

Yodogawa Sentimental Overdose | 無戒 非 #pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14268510

↑noteとpixiv小説にあげてます。中身は同じ。タイトルが英語に変わっているのは、なんとなくです。ほんとうは表紙も英語にしてもよかったのだが、うまく文字をかけなかったのでやめた。ちなみに、このYodogawa〜のバージョンは、今度出す同人誌にも載せる。同人誌にはY.S.O(こう略すとカッコイイから、英題にしてよかったかもしれない)と新作の中編くらいの長さの小説と、しょうもな自分語りエッセイを1篇か2篇載せる予定。構成なり表紙なりは結構決まってるんだが、肝腎の新作がめっきり進んでいない。前後編の前編は出来ているわけだが、その後の展開をずっと考えている。そもそも俺は展開を作ることが苦手で、見せたい景色や情動がいくつかあって、それをうまく書きたいという気持ちはあるのだが、展開を面白くしたいという気持ちがあまりない。そういう意味では、Y.S.Oはうまいこと俺の見せたい部分だけ見せれた気がする。どうですか?今読んでも結構いいと思う。

あ〜、なんの話だっけ?そう、俺が小説の編集画面と格闘してる間、ヨシカワはなにやら勉強していた。つい先々週大阪に来た頃(そう、ヨシカワはつい先々週も大阪に来てるのだ。その一月くらい前は四国に行ったりした。尻切れトンボで終わった前の記事の続きを書く予定は、とくにない。仲良しこよしか?)はただひたすらにクラッシュバンディクーをやっていたというのに。そう、ヨシカワは基本的にありとあらゆるコンテンツに触れずに生活しているため、本も漫画も読まないしテレビは見ないしゲームもほとんどせず、You Tubeの文字が流れる動画を一生見続けているということで有名なのだが、なぜかクラッシュバンディクーだけは大好きでトロフィーをコンプするくらいやり込んでいる(ちなみに、ヨシカワはクラッシュバンディクー以外だとドラゴンクエストモンスターズ星のカービィしかゲームをやったことがないらしい)。スマブラの最後の参戦ファイターがクラッシュバンディクーなんじゃないかということを真剣に望んでたし、その時の参戦PVでマリオたちがリンゴを齧っていたところ突然スマブラのあのマークをぶち破ってクラッシュが登場し「クラッシュ万事休す」を踊るというムービーが流れるということまで予想していたのだ。

↑全然赤の他人の方なのだが、俺達と完全に全く同じ話をしていてすごく嬉しくなったツイート。

↑最高の動画。全員見たほうがいい。

すまん、なんの話だっけ?そう、ヨシカワは驚くことに結構勉強していた。流石に卒論の進捗がまずいとみえる。EXCELを使ってなにやらやっていたが、俺はEXCELが正真正銘なにもわかっていないので、EXCEL使えるのはすごいと思う。俺の卒論......?まあ、その話はやめておこう。作業が一段落した俺たちはサウナでも行って汗を流しそして眠ろうと思っていたのだが、サウナはメンテナンスか何かで休止中だった。俺達は相変わらずこういうことが多すぎる(過去記事参照)先々週ヨシカワが大阪きたときも行こうと思っていた銭湯が3連続で閉まっているという奇跡が起きた。やってないものは仕方がないので狭いカプセルルームにて就寝。俺は狭いところが好きだからちょうどいい。

17日。朝早起きして勉強しようと言いつつ起きたら11時過ぎだった。この日、俺は千葉は柏で用事があったのだが偶然にも(?)ヨシカワも柏で友達と会うらしく、一緒に柏駅まで向かうことになった。柏、行くのは初めてだが日暮里から乗り換え無しで行けるらしい。千葉......神奈川県民だった俺にとって全く縁のない土地だが遠いようで近く、近いようで遠い。一時間弱をかけて柏へ。道中昨晩の中本のせいで20分近くトイレに篭もっていたことは言うまでもないが......。


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↑王道家柏本店。チャーシューメン+味玉+ミニチャーシューまぶし。俺の大好きなSUSURUも絶賛する家系の名店、家系を食って育ったと言っても過言では無いハマっ子(←これ、自分で言ってると相当キツイな)の俺からすれば最高としか言いようがない。ただかなり塩気が強い。味薄めでもいい可能性がある。

道家を出て柏駅に向かう道中、ヨシカワの大学の友達が待ち構えていた。時はすでに3時過ぎ、ヨシカワは2時半に待ち合わせてると言ってたから相当待ったはずだが、毎度のことなのか怒ってはいなかった。俺は「俺+友達+友達の友達」の状況がかなり苦手なので早々にその場を後にする。そういえば今はなんか友達の位置情報がわかるアプリをみんな入れてるらしい。すごいな、俺が入れても頻繁に会う友達がヨシカワとバイトの後輩の二人しかいないから意味ないけど。ちなみにヨシカワはめちゃめちゃ友達が多い。40人くらいいると思う。俺とzoomしてる時も頻繁に電話がかかってくる。俺なんて誰かから電話きたの2年くらいないのに(これマジ)。

その後柏駅のゲーセンで時間を潰し午後6時頃柏の葉キャンパス駅にて高校時代の友人、「J」と合流。乗り換えミスって6時集合のはずが20分近く遅刻してしまった。ヨシカワも俺もだが、基本的に時間にルーズすぎる。バイトの後輩もそうだが、俺の友人は全員時間を守るという概念がない。いや正確にはあるのだが、どう頑張っても間に合わないのだからどうしようもない。そういえば今年の正月に高校時代の友人6人で集まったのだが、集合時間に到着したのは「ゼロ人」という結果だった。この前バイトの後輩と映画観に行ったときは俺が20分遅れたところを彼は40分遅れてきたせいで俺の遅刻だけでは相殺しきれなかった。

Jは時間を守る男なので、いつも待たせている気がするが、素直に謝という感情しかない......。ちなみにこの男、Jとは俺が中学生くらいの頃から毎年10月末にお互いの誕生日が近いことを利用し祝い合うという行事を行っている。前にもそんなことを書いたかもしれない。今年は俺の大学院試験があった都合で11月の半ばまでずれ込んだが、やれてよかった。Jは今年(去年?)から東京大学の柏キャンパスに通っているらしい。柏までがえらく遠いこともさることながら、駅からキャンパスまでもが異様に遠い。何もないだだっ広い道を歩きながら、お互いの近況報告などをする。Jははっきり言ってめちゃめちゃ優秀な男のため天下の東大でなんかよくわかんねえすごい研究をしたりしているらしい(柏キャンパスがそういう最先端のあれこれをやる場所らしい?自動運転のバスが走っていた)。これはボカシて書いているわけではなく俺ではよく理解できなかっただけだ。かたや俺はバイトリーダーであるということしか褒められる点がない。バイトリーダー、今のバイトを始めた当初は無能ということで有名だった俺も気づけば最年長.........ただ就活もせず同じバイトをただひたすら続けていただけで得られた唯一の誇りである。ただし時給は研修生と20円しかかわらない。そんな俺を尻目にJは遙か高みにいる気がする.......気がするだけで、実際はそう遠くない場所にいるのだろうか、それともマジで月とスッポンなのだろうか。キャンパス内にある寿司屋で寿司を食い、その後J宅にて俺の誕生日プレゼントである大量の日本酒を飲んで寝た。Jはちなみに飲めるクチなので、それは嬉しい。ヨシカワは飲めんからな。Jは俺が銭湯好きであることからマジのケロリンの黄色い桶をくれた。めちゃめちゃかさばったけど、ありがとう。f:id:team-hanagami:20211120215236j:image

↑ありがとう。左の漫画もくれたけど、これは個人的に所有してるものと被った。被ったが、時を経てなお同じ漫画をフォローしてるというのはちょっと嬉しい。Jは基本的に生活能力が無いので掃除をしないのだが、最近は研究室の仲間が掃除してくれているらしく、結構片付いていた。人は成長する。ただ、来客用の布団がないのは相変わらずなので昔のように同じベッドで寝た。なんか恥ずかしい「マジ」の話をしたような気がするが、あまり覚えていない。

翌朝、起きたら昼過ぎだった。飲み過ぎで頭がいてえ。駅近くのJおすすめのラーメン屋に向かう。国道沿いなのに駐車場がないラーメン屋だった。

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↑らーめん工房 けや木。油そば+チャーシュー3枚増し+半ライス。油そばにしては珍しく魚介系のタレだったと思う。細麺とよく絡んでうまい。ラーメンを食い、Jは明日の面接の準備をすると言って柏の葉キャンパス駅前で別れた。ちなみに俺は明日大学院の合格発表だ。これ書いている今となっては結局合格していたのだから何を言っても意味がないが、そこそこ心配していた、俺の試験結果に関しては。正直内部進学のため余程のことがない限り落ちるということはないのだが、どうしても外国語試験のフランス語が心配だった......なぜなら4年生の前期まで第2外国語の単位を落とし続けていたのだから、俺は。ま、結果論だろう、そのあたりは......。合格した今となってはむしろ単位のことが心配だ。俺のことだから1単位だけ足りていないみたいなことも平気で起こりそうだから。まあその時はその時だろう(のん気)。

柏を後にした俺は、今回の東京行き最大の目的である新木場はSTUDIO COAST、PK shampooの記念すべき1stフルアルバムのリリースイベントへ向かう。このアルバムの感想までここに書いたら長すぎて大変なことになるから、後日別の記事にしようと思う。俺がこのバンドに対して考えていることはかなり多いので。それにしても、コーストがなくなるというのはなかなか感慨深い。というのも、俺が人生で初めて観に行ったライブが、THE BACK HORNのコーストでの公演だったからだ。あれば中学3年くらいのときだったかもしれない。真冬で、待機列がとにかく寒かったことは覚えている。あと、一曲めが「敗者の刑」というすげえマニアックな曲だったことも。それから、wowakaが亡くなったときの献花式とその後のライブもコーストだった。そう考えると、俺がその時々で一番好きだったバンドのライブをコーストで観ていることになる。まあ、辺鄙なところにあったしなくなるのも仕方ないか...。

それにしてもライブはいい。今年の大学院試験の筆記の問が「ライブ音楽とメディア音楽の違いを説明しろ」というものだったが、そんな問いはここ2年いやでもライブ音楽から遠ざからざるを得なかった俺たちにとって最も重要な問いの一つだろう。どうせなら、このライブを観たあとに問題を解きたかった。でかい音で耳がキーンとなる中帰りの電車に揺られる感覚も、久しぶりだ。 ライブ後、京葉線で東京駅へ、そのまま横須賀線に乗り換え錦糸町。言い尽くされたあるあるをあえて言うが、京葉線から横須賀線の乗り換え、流石に遠すぎないか?流石に............。

↑まだあまり言われていないかもしれないあるある。もしかしたら結構言われてるかもしれない。錦糸町に何があると言えばサウナである。サウナ錦糸町も最高だが、この前行ったばかりなので駅の反対側にある楽天地スパへ。サウナ錦糸町がローカル銭湯の最高峰だとすれば、楽天地スパはスーパー銭湯の最高峰であろう。夜行バスに乗る前にサウナに行くと、ぐっすり眠れるからおすすめ。平日の夜だったがサウナはかなり空いていて快適だった。そしてそのまま錦糸町を後にし、東京駅八重洲口の高速バスターミナルへ。ちなみに出発時間を間違えていて、かなり時間かやばかった。乗り遅れてたら笑えなかったな.........。次の日が大切な合格発表ということで眠れない気もしていたが、杞憂。大阪まで一度も目覚めることはなかった。杞憂、これが俺の人生のテーマである......。心配事の9割は起こらない、明日のことは明日考えればいい、これが座右の銘かもしれない。

長すぎるので、このあたりで終わります。

それでは。