鼻紙diary

スーパーおもしろブログ

アクセスカウンター
簡易カウンターが付きました

【EXVS2OB】オバブのG-ルシファー変更点まとめ

こんにちは、皆さんオバブ楽しんでますか?キマリスに轢き倒されてますか?かくいう俺も稼働初日に気合入れて持ちキャラであるG-ルシファーの新武装のダメージとか測ってきたのにキマリスにしばかれすぎてモチベーション崩壊していたため今更の公開です。どうせwikiなどは人気のキャラ以外は当分更新されないと思うので......。この記事を参考にwikiを加筆するのはご勝手ですが、間違っていても知りません。あとG-ルシファーが環境でやれるかとかも知りません。

以下変更が確認できた要素のみ。

・耐久450→480。

・レバー入れ特殊射撃 "G-アルケイン(フルドレス) 呼出"→「ビームライフル2射→狙撃ビーム」から単発の狙撃に変更。ダメージ90。エクバ2のものに戻った。性能もおそらくエクバ2から据え置き。

・レバーN特殊格闘 "G-セルフ(パーフェクトパック) 呼出"→「ビームサーベル斬り→アサルトモード射撃」からアサルトモード射撃2射に変更。1射ずつは一回転ダウン。フルヒットで強制ダウン。1射のみヒットで90ダメージ、フルヒット時のダメージは140 。

※計4種のアシストは全て相互キャンセル、メインからのキャンセル、サブへのキャンセルが可能。

・後格闘 "スカート・サーベル【薙ぎ払い】"→任意のタイミングで射撃派生が追加。BD格闘射撃派生とおそらく同じモーションで、メイン射撃の弾数消費なし。

・すべての格闘のダメージが上昇しています。前作と比べて、N格闘が+20、横格闘が+25、前格闘が+10、後格闘が+20、bd格闘がなんと+50もダメージが上がっています。

・変更点は以上...........です!恐らく。赤ロック距離については未検証のため不明。Twitterでは前格闘の伸びが上がったとかありましたけどどうなんですかねぇ。各武装のダメージも一通り見てみましたが格闘以外は変わっていないはず......!

 

おまけ①よく使うコンボダメージを調べました

・メイン→メイン189。前作から変更なし。 

・メイン→レバ特射175。メイン単発は125です。

・前格闘出し切り→前格闘229。前作221から上昇。ちなみに前々作より高いです。

・前格闘出し切り→bd射撃派生242。前作の前格闘始動デスコン候補。これは前作から上昇なし。

・前格闘出し切り→後格闘射撃派生245。前格闘始動の新デスコン候補。後格闘のヒット数をできるだけ増やしたほうがダメージ上がる模様です。

・前格闘出し切り→CS231。前作219からかなり上昇。立ち回りの関係上CS溜めてる時間はかなり多いため、もうこれでいいのでは......?ってなってます。

・前格闘出し切り→bd格初段→覚醒技291。前作285から上昇。この覚醒技コンはbd格闘初段を最速ぎみで前bdキャンセルすると安定しますよ。

・前格闘ヒット後状況次第で前作N特格アシストに繋げる前作俺がよく使ってたコンボは最速左ステップで今作N特格でも使えますがかなり安定しづらいです。

 

おまけ②所感(環境的にどうとかはわかりません)

・耐久上がったのは素直に嬉しいけど、紙装甲なのは変わりないかな......シャフで固い30と組むとすぐに先落ちしそうになる。 

・前格闘のダメージ上がったのは嬉しいです。前格闘くらいしか生当て狙える格闘ってないので......。覚醒時限定とはいえ格闘生当てからサクッと300弱飛ばせるコンボ持ってる1500コストってだけで結構いい感じな気がします。通常の格闘もかなりダメージが底上げされており一回触ったときのリターンは確実に増えています。

・レバ特射の変更はかなり強いです。前作のアルケインのやる気がなさすぎたのもあるけど、メインからキャンセルで置いとくと安定して繋がるのが偉すぎる。てか前作メインから安定するキャンセル無かったのやばいな......。あと、特にスカート切り離し時なんですが、見えてるオバヒが取れなすぎる!と前作では感じていたためたとえダメージ90でもオバヒ取れるのはかなり嬉しい強化ですねえ。正確には強化というか戻っただけですけど。

・N特格は発生と銃口弱め、弾速並み、誘導強めの射撃アシストって感じなので、近距離よりも中距離〜赤ロックギリギリで輝く武装だと思います。1射ずつしっかり誘導かかるため今のところ初見殺し込みですけどシャフACE帯でもかなり当たってくれます。当たったら一回転ダウンなのも偉い。前作のアルケインとは大違いだ......。基本はN特格で動かしてCSで取るみたいな運用になるのかな。ステップ踏まない相手には本当によく当たってくれます。前作までのN特格は確定で強制ダウンとってくれるコンボ用アシストって感じだったため、用途がそもそも違うと思われます。ただ紙装甲のGルシファーにとって格闘生当てからの離脱コンボが安定した前作N得格を失ったのは少し悲しいです。

・加えて緑ロックのダメージ減少の共通調整もやや悲しいかなあ。ゲロビの事故当たりって結構重要なダメージ源だったため...。振り向きアシストの削除は元々アメキャンで振り向かなったG-ルシファーにとっては追い風かも。スカート切り離し時の2段降りテクも健在です。個人的にはスカート切り離しのG-ルシファーって1500コスト随一の自衛力あると思うんすけどどうなんですかねぇ。

・総合すれば遠距離の事故要素と近距離の安定択が減った代わりに格闘コンボのダメージと中距離の期待値は増えた印象です。ただ中距離で活躍する15コスト...となるとデュエルや緑カプルなど有力な競合が多すぎるためやはり「格闘寄り砲撃機」という唯一無二の特性を活かした近〜遠距離全てで活躍できる丁寧な立ち回りが......出来たら苦労しないですよねぇ。これを読んでる超貴重なG-ルシファー使いは一緒に頑張りましょう。

おまけ③覚醒考察

・今のところ前作に引き続きC覚醒一択です。C覚醒最高!!C覚醒しか勝たん

終わり

 

 

PAS TASTA 1stAlbumリリースパーティー『GOOD POP FOR YOU』感想

或いは、PAS TASTAはJ-POPを越境させたか?

 

2023年5月3日、渋谷wwwにて6人組ハイパー・J-POPユニット(俺がそう呼んでるだけです)PAS TASTAの1stAlbum「GOOD POP」のリリースパーティーが開催されたので、それの感想と、「結局のところPAS TASTAは何をしているのか?」という疑問に対する俺の考えです。

リリパ感想パートだいぶ後ろの方にあるのでそちらだけ見たい方はここから飛んでくださいね。 

オマケに最後にプレイリスト用意してるのでそちらだけでも是非......!

御託を読みたい方はこのままで。

御託

PAS TASTAをハイパー・J-POPユニットと呼ぶことにはある程度根拠があると思っていて、ちょっと難しい話になるんですけど... 

PAS TASTAは自分たちの音楽をJ-POPであると繰り返し主張している一方で、私たちリスナーは彼らの音楽をhyperpopだと認識しています。

なぜこのような乖離が起きるのか?

すべてのポピュラー音楽は送り手─テクスト─受け手の構造で成り立ちます(ここでのテクストとは作品であり、ライブであり、それらを取り巻くすべての言説を含みます)。

ポピュラー音楽は商品なので、必ず市場を経由して私たちの耳に届きます。市場を流通するなかでテクストの質は変容するため、送り手の意図と受け手の感想は必ずしも一致しない訳です。

そのため、私たちはポピュラー音楽を安易な作家論に結びつけるべきではありません。送り手と受け手の相互のコミュニケーションの中で形作られる流動体としてポピュラー音楽を認識すべきです。

......という訳で、俺はPAS TASTAをハイパー・J-POPユニットと呼称しています。

もっとも、彼らは自分たちの音楽をhyperpopと括られることを歓迎しないかもしれませんが。

この「hyperpopに括られがちなミュージシャンが自分の音楽をhyperpopだと呼ばれることを嫌う文化」はhyperpopを考えるうえでかなり重要だと思っています。

そもそも、hyperpopとは何でしょうか?hyperpopの旗手チャーリーXCXが"what is hyperpop?"と苛立ち混じりに表明したこととそれに対する反駁に関する考察は幾度となく繰り返されているため、ここで深く言及することはしませんが、至極簡潔にhyperpopを説明しようとするならば、次の3点にhyperpopの要素は集約されます。

①hyperpopはジャンルやシーンではない。敢えて形容するならば、hyperpopは一つの方法でありタグである。

そもそもジャンルやシーン概念はインターネット以降複雑に絡み合い過ぎていて例えば80年代のオルタナティブロックのように簡単に示せるようなものではありません。そのため、hyperpopを新興のジャンルやシーンと括ってしまうのは些か早計です。どちらかといえば、2010年代のポピュラー音楽に共時的に用いられだした編曲の技法(2分台に収められた尺、過剰なオートチューン、音割れを忌避せずに上げられまくった音圧などなど......)であり、そういった手法によって製作された楽曲に付されるタグであると考えるべきです。そう考えたほうがわかりやすいです。そして件の「hyperpopで用いられる編曲の技法」を解きほぐすと以下の2点になると考えます。

②hyperであること。

つまり、既存の音楽よりも何らかの要素が超越していること、越境していること、過剰であること。それは、トラックの音圧でも、譜割りの複雑さでも、BPMの速さでも、オートチューンの過激さでも、まあなんでもいいのですが、それが過剰主義(マキシマミズム)的に表出したものであると。音圧の高いトラックも、オートチューンも、もはや当然のごとくポピュラー音楽に用いられる要素ではあるのですが、それがとにかくhyperに表出している。

③popであること。これは俺がhyperpopを語るうえで②以上に大事な点であるように思ってるんですが、popじゃないhyperpopはhyperpopじゃないのです。つまり、実験的な要素を盛り込みすぎていて、もはやpopさを失っているhyperpopはhyperpopではない訳です。変拍子が複雑すぎるとか、ノイジー過ぎてメロディが死んでいるとか、そんな要素の蓄積でポップに聴けない音になった音楽はhyperpopとは呼べません。そういう音楽はhardcoreです。

とまあ、簡潔にと言ったにも関わらずここまで長くなってしまいました。それだけ、現代のポピュラー音楽を解きほぐすのは困難な試みなのです。あまりに多くの要素が併存し重なり合いすぎている。

まあ手早く知るには聴くのが一番いいでしょう。spotifyで適当にhyperpopで検索すれば無限にプレイリストが出てくると思います。

それで、個人的にはPAS TASTAの音楽は上の①②③の要素を満たしたまさしくhyperpop(或いは、hyperpopを内省的に再定義し直したpost-hyperpop)であるとおもうのですが、どういうわけか彼らは自身の音楽をJ-POPと定義します。

そういう訳で、お次はJ-POP概念と向き合ってみましょう。

fnmnl.tv

こちらのインタビューによれば単に「日本語の歌モノだから」と言われているためそれで終わっても良いのですが......(あとMステ出たいとも言っているため)。

J-POPの出自は1980年代後半にFM局J-WAVEが「洋楽っぽい邦楽」をラベリングするために付けられた名称です。それが90年代を通じて一般化して今に至ります。一方で皆さんもよくご存知だとは思いますが、別に今のJ-POPは洋楽っぽくありません(むしろ洋楽の対義語ですらある)。80年代にJ-POPの手法が確立してから洋楽とは別の道を歩み始めた、非常にガラパゴス的な音楽文化と考えるべきです。だってバンドが4つ打ちしてダンスミュージック鳴らす音楽なんて日本にしか無さ過ぎます。

で、PAS TASTAの意思を拡大解釈するならば、彼らは自分たちをそのガラパゴス的な音楽文化を継承する存在であると自己定義するわけです。そう考えるとPAS TASTAの音楽が理解できるような気がしてきます。

PAS TASTAの音楽は、J-POPと不可分に結びついた、客観的に見ればおかしな要素や歪んだ要素(ABサビのお決まりの構成、進行感が重視された編曲、唐突に挿入されるギターソロなどなどなどなど…)をメタ的に認識し、ミームをたっぷり含ませて解釈したうえで、インターネットらしいニヒリズムに立脚し、それをひたすら過剰主義的に表出させます。

その態度はhyperpopと共通するものです。

そして、個々のメンバーを見てみればその態度はより理解できるでしょう(彼らのアー写、「3D扇」はリーダーがいないことの現れに思えます)。


f:id:team-hanagami:20230503172109j:imagef:id:team-hanagami:20230503172114j:image

最新作「ほぼゆめ」でJ-POPの完璧な脱構築に成功したKabanagu、バイレファンキの過激なサウンドをPOPに落とし込むhirihiriを筆頭に、phritz、ウ山あまね、yuigot、quoree(個々の話をしてるとキリないのでやめます) 、彼らのソロワークは明確に自分の立ち位置をメタ的に認識できている音楽を作っています。それは現代の音楽制作において不可欠なスキルだと思います。というか、こうしてPAS TASTAのメンバーを並べてみるとDJとボカロ勢が脇を固めてるのがニクいですね、J-POPを表明するうえでの隙が無い。

何はともあれ、彼らはJ-POPを越境(hyper)させ、グローバルな評価の対象になりうる、日本で一番最先端の音楽を鳴らしていると断言できます。ま、sunameri smoke初めて聴いたときから確信してたんですけどね

その態度はhyperpopが本来マイノリティのための音楽として発展したことと通底しているようにも思えます、J-POPというグローバル社会で取り残された辺境の音楽を越境させる試みです。

なんだ、やっぱりハイパー・J-POPユニットじゃないか!(伏線回収)

特に、先日リリースされたAlbum「GOOD POP」の完成度といったら凄まじくて、今のところ2023年ベストアルバムといって過言ではないです、明らかに。

ここからリリパの感想です。

そういうわけで、今回のリリースパーティーは否が応でも高まりまくる期待を背に開催されたわけですが……。

結果から言うと、完璧に最高です。

ここ最近のライブで完全に一位。ノーMCノー曲間で90分駆け抜けて、渋谷www X超満員のフロアが高すぎる音圧で震えまくってました。良すぎないか?

メインのDJがhirihiriで、PAS TASTA名義の楽曲を中心に各メンバーのソロ曲もまんべんなくかかってました。ウ山あまねの唄うまかったな~。ギターも弾いてましたよ。あとkabanaguの絶叫も豹変したオタクみたいですげえかっこよかったです。

あとは開場前のBGMがすごい良くて、センス良さそ~な観客たちもゆるーく踊ってました。

個人的にはhirihiriのファンなので彼のDJスキルの高さがハイライトでした。ライブだとDJの彼が一番輝きますね。

惜しむらくは、私たちリスナーがPAS TASTAの音楽をダンスミュージックとしてしか享受できなかった点で、多分あの場所で鳴らされていた音はまだ名前のついていない新しい概念だったのでしょう。明らかにJ-POPを越境している。そんな音楽が完成しつつあります。それこそハイパー・J-POPとでも名付けるべきの音楽が。それのノリ方がまだ発明されていない。

今回のリリパのつい前日にhirihiriの盟友lilbesh ramko主催のバビフェスが同じく渋谷wwwにて開かれてまして、そちらにも俺は行ってたんですが。

バビフェスのミュージシャンは世代的にもだいぶ若くて、初期衝動に溢れた彼らの音楽はPOPよりhyperが先行していた印象だった一方で(無論それも最高です、特にokudakunとvqのステージはマジでやばかった)、PAS TASTAは自分の立ち位置をよーく確かめたうえで新しいシーンを開拓していこうというクールさ、余裕さすら感じましたね〜、本当に最高です。

ちなみに、GOOD POPで客演したミュージシャン全員来てました。豪華すぎん?特にピーナッツくん登場時の盛り上がり方が半端なかった。最早アイドルですね。崎山くんもいつものアコギなしで踊りまくってたのもよかったです。

客演で参加したミュージシャンはCwondo、ピーナッツくん、鈴木真海子、崎山蒼志そしてPeterparker69(こうして並べてみると壮観すぎる...)。PAS TASTAの面々ですら個性が際立ったメンバーなのに、彼らを中心に出自も経歴も違いすぎるミュージシャンが集って新しい音楽が形作られてゆく現場を目撃してしまいました、俺は。

最後に、アンコールでall nightが流されたのが感動的でしたね。この曲からすべてが始まったという感じがして...

それでは。

おまけ、開演前のBGMで流されてた曲と今回のセットリストから覚えてたものを抜き出したり、個人的にGOOD POPの雰囲気に合う曲を足したりしたプレイリストを作ったので、こちらもよろしければどうぞ... 

 

 

罰ゲームでもなんでもなく昆虫を食べた

皆さ〜〜ん、昆虫、食べてますか〜〜〜😁😁??

地獄に落ちろ😡😡✋!!!!

 

さて、何かと話題の昆虫食ですが、純粋に昆虫を食べるってどんな感じなんだろうと興味があったのと、自分が来たる食糧難にどれだけの耐性があるのかを試してみたく、友達を誘って昆虫の売っている近所の自販機まできてみました。


f:id:team-hanagami:20230326215417j:image

↑案外近所にあった昆虫食の自販機。設置場所はネットで調べると色々と出てきます。コオロギみたいなメジャーな昆虫食から、タランチュラやシンプルな芋虫のようなゲテモノまで幅広く揃えてあります。最初はタランチュラをいこうとしたのですが、一匹2600円と笑えない値段だったので断念し、今回はタガメ(2匹で1500円)とサソリ(1匹900円)をいただくことに。キャッシュレス対応なので現金を持ち歩かない方にも便利。

ちなみに俺は昆虫食に興味があるだけで虫が平気というわけではありません。そんな男がサソリとタガメを食べた記録です。

⚠この先ガッツリ虫の写真があるので注意です。⚠

・ 


f:id:team-hanagami:20230326213227j:image

↑まずはサソリから。かなりしっかりしたプラスチック製のボトル型の容器に封入されている。ボトルを開けさらに中のパッケージを開封すると...


f:id:team-hanagami:20230326213237j:image

ジップロックに収められたサソリの死体が出てくる。小さい!!小さくない?これで900円か......と思いながら特に抵抗感も無く口に放り込む。


f:id:team-hanagami:20230327011453j:image

↑パクッ。あの〜、エビの尻尾と全く同じです。ほんの少しの香ばしさが通り抜ける以外は特に何も感じませんでした。


f:id:team-hanagami:20230327001519j:image

↑次、タガメです。最近、とある配信者がタガメを食べる配信をするもあまりの気持ち悪さに戻していたのを見て、そんなに昆虫食ってキツいかなあ?と疑問に思ったのが今回の催しのきっかけでもあります。次の写真からは若干閲覧注意かもしれません。


f:id:team-hanagami:20230327001712j:image

↑街路樹の葉っぱくらいの存在感のある昆虫が出てきました!この大きさのタガメが2匹で1500円だから結構お得かもしれません(?)。これは確かに少し抵抗があるかもしれないですね.....。キツい人はこの時点でキツいかも。このパッケージを開けてから一緒に来ていた友人は気持ち悪がって近寄ってくれず、一部始終をだいぶ遠巻きにながめていました。


f:id:team-hanagami:20230327002010j:image

↑手に乗せてみるとこんな感じ。つぶらな瞳が可愛らしいですね。夜の街頭で撮ったせいか心なしか害虫感もありますが.....


f:id:team-hanagami:20230327002206j:image

↑裏面。シンプルに虫って感じ。無理な人はもう完全に無理でしょう。

ではいよいよ食べてみます。まずはもげてしまって袋の底の方に溜まっていた脚から......

!!おいしくない!!ちょっと普通に嫌かもしれないくれない位のまずさです。食感は魚の小骨っぽい感じなんですが、味わったことのない風味があります。

次にいよいよ本体を食べてみます。なぜだか全く抵抗感はなくガブリと一口でいきました......。




f:id:team-hanagami:20230327011430j:image


↑モグモグ......

!!!!全然おいしくない!!そして内臓部分がかなりしょっぱいです。裏面の成分表示など確認したところ味付けなどはされていなかったみたいなので、これがタガメ本来のお味なのでしょうか。パリッとした外の翅と外殻、内臓のギュッと引き締まった感じ、そして強めの塩味はかなり魚の干物に近い感じです。

が、香りと風味は大分独特です、えぐみと生臭さが入り混じった今まで食べたことない感覚で、海外で知らん食物を使った料理が出てきたときと同じ不安感を覚えさせます、、、


f:id:team-hanagami:20230327003240j:imagef:id:team-hanagami:20230327003255j:image

↑まだ一匹残ってるのでさっさと食べてしまいましょう。一匹めよりもだいぶ大ぶりですねえ、裏側の脚もたくましい感じ。友人にもこの感じを体験してもらおうと脚を一本もぎって差し出してみたところ、恐る恐るといった感じで受け取るも一瞬で無理になって放り出してました(拾って綺麗にはらってから俺が食べました)。


f:id:team-hanagami:20230327003512j:image

↑こうやって見てみると可愛らしい気がしてきましたが、気のせいかもしれません。ちなみに味は一匹めと全く同じでかなり塩辛く独特な香り。このあとしばら〜く口の中に残り続ける感じはかなり嫌でした。早くビールでも飲んで洗い流したい

 

感想

なぜか普段から虫が得意でもない俺ですがサソリやタガメはすんなりと食べられました。だからといって一緒に来てくれた友人のマジの嫌がりようをみるに、YouTuberのリアクションなんかはあながち嘘でもないのでしょう。かなり個人差がある感じなのかな.......。個人的には貝類とか甲殻類とそこまでの差は感じられませんでした。野生の貝とかもただ乾燥させただけじゃ生臭くて食べられたものじゃないと思うので、それと同じでしょう。

ただ!こんな罰ゲーム用のゲテモノみて〜な売り方したり、YouTuberたちがもてはやしたりしてたら普及するものもしないのでは、、、とは思いました。タガメだってちゃんと調理すればおいしいかもしれないのに...。

ま、来る食糧難の時代でもとりあえず俺は生き残れるようなので、そこはよかったです。


f:id:team-hanagami:20230327004535j:image

↑その後入った居酒屋で食べたイナゴの佃煮。小魚よりも身が詰まっててうまい!!シンプルにうまいです、これは。

 

おわり

 

 

 

S区宗教音楽公論/PK shampoo の歌詞を考察したい

ようやっとPKの新曲が発表されたので、今回は歌詞について考えてみようと思います。色々と趣向が凝らされているようなので全部は拾いきれませんが、目についた部分だけでも。

とりあえず歌詞全文。

『S区宗教音楽公論』PK shampoo

西武新宿死のうと思った
東京でも僕はあの学生街を返り血のように覚えている
神様 やさしいさよならを僕に教えて

盗み出して空に飾るコーラス
基礎からやるには夕日が眩しすぎて 
全て欲しがると苦しい
神様 やさしいさよならを僕に教えて

西武新宿死のうと思った
押さえつけるだけじゃまだ血は止まらない
思い出の曲や映画ともさよなら
ふたりが寄り添った素晴らしき日々

このまま このまま このまま魔法をかけて
歌声 星空 君といたあのきらめきを このまま

このまま このまま このまま魔法をかけて
歌声 星空 消えそうだよラウダ 星をつれて

今夜だけ 僕らふたりだけ 
どこか遠くへ逃げてしまおう
まるで僕らのせいじゃないと言わぬばかりに溶けて
応報刑論よ 僕を引き止めて 
でも神様あの子をさらってよ
宗教音楽公論よ 鳴り止まないで 
ずっと ずっと このまま

そしてMV。


www.youtube.com

 

曲名に入っているS区は、まずは歌詞冒頭やMVに登場する新宿区を指します。上京したヤマトパンクスが辿り着いた地であり、『神崎川』でも歌われた椎名林檎が「新宿系」を標榜したように特定のサブカルチャーにとって重要な街です。

しかし彼は東京にいてもなお、かつての仲間たちやバンドメンバーがいる(いた)あの学生街のことを忘れることができません。学生街には何もない、しかしそこで過ごした日々には海のごとくすべてがあったのです(『学生街全能幻想』)。ここで歌われる学生街はどこのことでしょうか。ヤマトパンクスが在籍していた関西大学吹田市(S市?)にある一方で、かつて彼が年がら年中管を巻いていたシェアハウスは京都大学近くの出町柳にあります。出町柳京都市左京区なので、もしかしたらS区は新宿区と左京区の両面を意識しているのかもしれません。

流れ出る血は過ぎ去った日々、そこにこびりついた記憶の象徴です。その血を切り売るようにしてヤマトパンクスはこれまで曲を作ってきました。しかしその曲であてられるコーラスは「盗み出」されたものです。『3D/biera』(3D/bieraとは彗星の名称です)で歌われたように、コーラスは平衡定数や軌道傾斜角に二度や五度であてられたもの、つまり定数に対して機械的に当てはめたものに過ぎません。しかし、いまになって基礎から音楽理論を学び直すことなどできません。夕日が眩しすぎるからです。いまさら振り返ることなどできません。東京にいるヤマトパンクスにとって、もはや過去を振り返ることは許されていないのです。冷たい東京の街で、彼は必死にもがき続けます。マネージャーに逃げられ、曲のリリースは遅れに遅れ、プロモーションもままならないまま生き続けなければならない。

だから、彼は手首を切りつけます。「思い出の曲や映画」、そして『さよならを教えて』『素晴らしき日々』(どちらもノベルゲームのタイトルです。つまり、ヤマトパンクスにとってのサブカルチャーの総体)に別れを告げるために。

しかし、流れ出る血を押さえつけてもなお鮮明に蘇るのは過去の記憶のみです。過去の記憶しかないのです。彼にとって。

だから彼は神にすがります。神様に頼ることで、彼は過ぎ去った日々に代わる「あの子」をどこかに見出すのです。ラウダとは神を称える歌です。

「今夜だけ」「どこか遠くへ逃げてしま」いたいほどの冷たくドライな現実に直面してもなお、彼は応報刑論(目には目を)に則りその現実を受け入れ自らを「S区」に引き留めます。でも神様に「あの子」をさらうことだけは願います。ここでは、君をさらおうと手を繋いだ『神崎川』でのヤマトパンクスと、神様に頼らざるをえないほど憔悴した『S区』での彼が残酷なまでに対置されます。泣いてしまいます。ここの歌詞を聴くたびに。

宗教音楽公論という衒学的な世界に思いを託し、それがまるで魔法だと思いこんで、彼は自らを現実に引き留め、また前に進もうとするのです。

そんな決意を前にして、本当に泣いてしまいます、俺は。

以上です。

 

おまけ・梅田のゲリラ路上ライブ時のヤマトパンクスとその時にもらったサイン。うらやましいでしょう
f:id:team-hanagami:20230201153334j:image f:id:team-hanagami:20230201153349j:image

 

 

「ぼっち・ざ・ろっく!」キャラクター別におすすめのアルバムを紹介したい

こんにちは、邦ロックおじさんです。今回はアニメ放送も終わってみなさんの中の「ぼざろ」解像度も高まっていると思うので、一旦整理する意味も込めて(?)結束バンドの各メンバーにおすすめしたいアルバムを紹介しようと思います。要するに「ぼっちちゃんを好きな人におすすめしたいアルバム」ではなくて、「ぼっちちゃんに俺が個人的に勧めたいアルバム」です。ついてきてますか?それでは。

 

①後藤ひとり→「Loveless/ My Bloody Valentine(1991)」

f:id:team-hanagami:20230106221436j:image

https://open.spotify.com/album/3USQKOw0se5pBNEndu82Rb?si=chai4KUaT9WcVwz0ztoVlg

なーにが『後藤ひとり→「Loveless/ My Bloody Valentine(1991)」』だ、書いてて急速に恥ずかしくなってきた...。まあいいか。ぼっちちゃん、ずっと俯いてギター弾いてるから既にシューゲイザーと言えばシューゲイザーなので、こちらシューゲイズの金字塔的作品を。邦ロックおじさんと名乗っておきながらいきなり邦楽ではないが、マイブラなんて邦ロックみたいなものだからまあいいでしょう(暴論)。最近サブスク配信も復活してだいぶ聴きやすくなったしね

シューゲイズは轟音の中で周囲との関係性が遮断され、暴力的な音の渦中で孤独に浸り続けるような音楽だから(マイブラの全盛期のライブでは客に耳栓が配られたという... )、ぼっちちゃんの音楽的な、精神的な方向性とも噛み合っている部分は大きいと思う。生温いギターロックを飛び越えて深遠たるノイズの世界へようこそ。バイト代はすべてよくわからんヴィンテージのエフェクターにつぎ込んでください。高1でLoveless聴いて暗闇でギター弾いてたら将来的にマジで訳わからんノイズにまで到達しそうですね。

このアルバムをしゃぶり尽くした後は、3枚目「mbv」を経由してさらなるノイズの世界を足を踏み入れるもよし、1枚目「Isn't Anything」に戻って黎明期のUKオルタナティブに肩まで浸かるもよしの一枚。

 

②山田リョウ→「ゆらゆら帝国のしびれ/ ゆらゆら帝国(2003)」

f:id:team-hanagami:20230106221444j:image

https://open.spotify.com/album/3yrWEO3Z5Lu2IBPwx5WCkM?si=Wrchp6gwTAGVs62DcvMDtQ

俺、リョウさんめちゃめちゃ好きなんですけど、何が好きかというとリョウさんの持つ逆張り精神というか、一歩退いたオルタナティブな立ち位置というか、そしてそのキャラクターに技術が追いついている凄みというか、それをすべてひっくるめた上でまだまだ高校生らしさも残っている部分というか...。この高校生らしさの部分がリョウさん最大の魅力で、逆張り精神を発揮しつつもまだまだ深堀りしきれていないお年頃のはずなので、リョウさん多分だけどゆら帝の曲「夜行性の生き物三匹」しか知らないと思う。

このアルバム、「夜行性の〜」以外の曲は全然ポップじゃないゴリゴリのサイケなのだけど、リョウさんはドヤ顔でその良さをバンドメンバーに語っていて欲しい。完全に自分語りなのですが、俺も高校2年の時にゆら帝の「Sweet Spot 」と「しびれ」の2枚を借りるも全く理解できず「夜行性の〜」と「タコ物語」だけを聴いて過ごしていました(その後ライブ版の「無い!!」を聴いてどハマリするまでワンセット)。でもリョウさん案外ロック聴いてて「しびれ」も履修済みだった場合は元ZAZENBOYSベーシスト吉田一郎不可触世界のソロアルバム「あぱんだ」か、ジャパニーズサイケの影響を色濃く受け継いだ新進気鋭のロック・プロジェクトbetcover!!の「時間」あたりもおすすめです。どちらもアバンギャルドでありつつポップさを忘れない至高のアルバムです。

 

③喜多郁代→「17歳/ Base Ball Bear(2007)」

f:id:team-hanagami:20230106221455j:image

https://open.spotify.com/album/3gQ1H54c3VDulpTPBPs4qe?si=N_1vV4XYTRmnfSP02jcgVQ

俺にとって、あるいはぼっちちゃんにとって、そして文字通りクラスの片隅でウォークマン片手にマイナーなバンドを聴きかじっていたみなさま方にとって、ロックは陰キャに寄り添うものであったと感じるのと同じくらい確かに、ロックは陽キャのものでもあるのだ、間違いなく。俺の高校にも喜多ちゃんみたくスクールカースト最上位だけど俺みたいな陰の者にも優しく手を差し伸べてくれた人がいて、一緒にビレッジマンズストアのライブを最前列で見に行ったことはいい思い出だ(ここ自分語り)。彼と俺が対等に話すことのできる唯一の話題がロックであり、そう考えればロックは正しくすべての若者にとっての、17歳にとってのものなのだなあと、「ぼざろ」のアニメを観ながら思い出したりしていた。

そういう意味でBase Ball Bearはポップ・ロックでありつつオルタナティブサウンドの参照を正しくおこなっているバンドなので、喜多ちゃんにとってサブカルチャーの扉を開けながらも耳触りのよいギターロックとして入門できるアルバムだと思う。流行りのバンドに少し飽きたらたまに聴いてみてほしい。ベボベならカラオケで歌っても大丈夫だと思うよ。だって17歳なのだから。いやまだ16歳か...。ちなみに、当時高校生の俺にとってベボベは爽やかすぎて聴けませんでした。

 

④伊地知虹夏→「ゲット・アップ・ルーシー/ THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(1997)」

f:id:team-hanagami:20230106221807j:image

https://open.spotify.com/album/2NTnOSoeIzooHWa1xvEqS9?si=q9ETjf-fSh2cYcv-u3GNWg

アルバムではなく、正確には4曲入りのシングルですが。実際の話、ドラムが日本一カッコいい一枚を挙げてと言われたら俺はこのシングルを選びます。これかナンバガの「SAPPUKEI」。どちらもドラマーの方々にぜひぜひ聴いてほしい音源となっております。虹夏ちゃんはメロコアとか好きそうなのでよりプリミティブなロックサウンドを追求したミッシェルは絶対にハマるはず。メジャー志向が強い(?)虹夏ちゃんはブランキーというよりミッシェル派だと思う。知らんけども。

パンクの本場ロンドン、ヴィンテージ機材を用いて録音された乾ききった冷徹なサウンドが曲全体に緊張感を及ぼしていて本当に最高です。金属音のごとく響き渡るギターと呼応するタイトなスネアがまさしくパンク。日本のロックサウンドでここまで乾いたドラムを聴ける曲はそうそうないですよ。そもそも、ミッシェルという国内でほぼ最初期にオルタナティブなロックサウンドを鳴らしたロックバンドがロンドンでレコーディングすることの意味合いってすごくて、まさしくセックス・ピストルズやダムドなんかが体現した初期衝動への回帰を再生産できる日本で唯一のバンドだったわけですよ、ミッシェルは。それでいながらスタジアム・ロックとしても通用するスケール感を持ち合わせたバンドってそうそう出てこない。4曲め「深く潜れ」と、それに至るゲット・アップ・ルーシーから続く3曲の一分の油断も許さない楽曲構成がまさに、ロックの真髄に向かい一直線に「深く潜れ」と言わんばかりの... 

すみません、こういうマニアックな話をして虹夏ちゃんに静かにドン引きされたいだけです。ドン引きしてください

 

おまけ・廣井きくり→「南蛮渡来/ 暗黒大陸じゃがたら(1982)」f:id:team-hanagami:20230106221816j:image

https://open.spotify.com/album/06CQSLiudOD81pX2DoQnyB?si=MkZH7rsJQQ6QzI2_5Qxi0w

ロックって、「邦ロック」なんて言葉が普及するより前は陽キャとか陰キャとかじゃなくて完全にアングラなこわ〜いお兄さんお姉さんたちが携わっていた音楽だから(80年代初頭のインディーズブーム)、暗黒大陸じゃがたらを中心としたムーブメントときくりさんのハチャメチャなキャラクターって呼応する部分がかなり多いと思う。

というか、きくりさんはじゃがたらなんて既に聴いててなんならめちゃめちゃ詳しそうなので、俺がきくりさんのおすすめのアルバムを聞いてみたいです。あぶらだことか、有頂天、もしかして裸のラリーズなんかも詳しいかもしれない、きくりさん......。

きくりさん年齢不詳だけど俺より年上だろうから俺が見れなかったライブもたくさん見れてるはず(でも星歌さんよりは年下なんだよな)。一晩中俺ん家で好きな音楽をかけ続けながら好きな音楽の話をし続けたい

 

おわりです

すみません。俺、こういう話ならあと4本は記事かけそうなんですけど、どうしたらいいですか?次回は「結束バンドのメジャー1stアルバムの制作についてほしいプロデューサー3選」の記事でお会いしましょう

かしこ