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10円ガム記事

10円ガムってあるじゃないですかぁ。

こういうやつ↓

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よくデパートのゲームコーナー(死語)とかスーパーやコンビニのレジの脇あたりにあるアレです。

あのガム、見た目こそ鮮やかでイイ感じなんですけど、噛み始めるとものの2,3分で味が消え失せますよねぇ。そのチープさ含め俺は好きですが。

 

話変わりますけど、スルメっていうじゃないですかぁ。

イカのスルメじゃなくて、最初はあんまり味がしないんだけど噛めば噛むほど味が出る、「初見パッとしないが聴いたり観たりすればするほど良さがわかる」モノの比喩として。

「スルメ漫画」とか「スルメ曲」とか言いますよねぇ。

 

で、提案なんですけど、「スルメ」の対義語として「10円ガム」ってどうですか?

悪い意味じゃなく(重要)「初見よさげなんだけどすぐ良さが消える」モノの比喩として。悪い意味じゃなくチープ、いや底が浅い…みたいな…インパクトにステータス全振り...みたいな...

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注・disりではない

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disりではない

 

ダメですか?あっそうですか…

あの…今回マジでこれだけなんですけど…

 

おわり

 

銀杏BOYZ武道館公演に行った

銀杏BOYZ(峯田和伸のソロプロジェクト)最初で最後の(どっかのインタビューで言ってた)武道館公演、日本の銀杏好きの集まりに行ったきた。

 

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4月頃銀杏BOYZの武道館が発表されて、そのときはちょっと興味あったけど行く気はなかった(浪人生だから)んだけど、夏の3ヶ月連続でリリースされたシングルがどれも余りによくて俄然行きたくなった。

 

ギリギリに申し込んだから2階の立見席しか取れなかったけど、そもそも武道館みたいなデカいハコのライブ観にいったことないから立見席がどれくらい遠いのかとか解らなかったし最悪モニターで見れればいいかナーなんて思っていた。

 

神奈川育ちの俺はメトロポリタンシティーに入るとほぼ実(ほぼ確実)で迷うので早めに予備校でて九段下に向かってたんだけど、案の定地下鉄の乗り換えでミスる。東京メトロの路線って複雑すぎません?というかライブ行くときの開場最寄り駅でバンドTとか着てる人がいっぱいいてこのアーティストのファンこんなにいたのかよ…!ってなってなぜか自分が嬉しくなる現象わかる人います?

 

会場入ったら予想より大分デカかった。そして立見席とはマジのマジの最後列だった。

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(撮影禁止ってあったから絵を描いた)

でもステージの前方を上から見下ろす感じだから全然ベネ(よい)。

 

立ち位置指定されてるライブだと周りのノリについていけないときすすっと場所変えられないからアレだナーなんて思っていたら早速左右の客が入ってきた。左側はウチの母親くらいの峯田に人生捧げてそうなオバンで、右側がウェイじゃない感じのカップルだった(ウェイじゃないかどうかはこの際重要なのである)。

 

結論から言えば、立ち位置指定されてるライブだと周りのノリについていけないときすすっと場所変えられないからアレだった。オバンは俺の苦手なライブで熱唱しちゃうタイプだったし、カップルは彼女の方が「彼がライブ行こうっていうからついてきたけど銀杏BOYZとか全然興味ないし峯田ってオッサンよだれ垂らしててキモい」って思っていた(と思う)し彼氏の方も「彼女つまんなそうにしてるわやべえよ…」って思っていた(と思う)せいで全然ノレていなく、めちゃくちゃノッてるオバンとノッてないカップルに挟まれ終始なぜか俺は気を使っていた(日本人の美徳)。

 

ただライブはクソ良。峯田って感情が先行するタイプのアーティストだと思うんだけど、武道館という環境に感化されたのかその感情が全部いい方に向かってる気がして。すごいロマンチックなステージだったと思う。峯田死ね!帰れ!という熱い歓声に包まれながら登場した峯田は最後まで全力投球のライブを3時間みっちりやってくれた。

 

1曲めのとき、銀杏BOYZじたい普段のライブはフェスとかライブハウスとかでオールスタンディングでガンガンにモッシュとか起きるバンドだから観客も最初どんな感じにノレばいいのか変な空気になってて日本人の悪徳。

 

あとクリープハイプの二十九、三十カバー、まさかやってくれるとは思わなかったからちょっと泣いちゃった。銀杏がクリープハイプやるってそれカツカレーをインドで食べるようなものですよ(?)。

 

BABYBABYで峯田がブランコ乗りながら歌ったのも良かった。そうそう、峯田が歌いたいのはこういうことだよな!って勝手に共感してた。そのつぎの銀河鉄道の夜も、途中バッ!ってバンドの演奏が入るとこでザッ!と背景一面に星空が出るところもすげ~って圧倒されてた(語彙不足)。ただその頃は隣のカップルの彼女はぜってー飽きてた。

そんでアンコールはゴイステ時代の名曲で締め。5人編成ということもあってとにかく音圧が凄かった。とくに『光』とか。サポート入れてから演奏がこぎれいになりすぎてるとか言われてるけど俺はこっちのほうが好きだな~。

 

来年も武道館やりたいとか言ってたけどどうかな~。大森靖子との2マンは行きたいんだけど時期が時期。とりあえずアルバムだそうぜ。

 

【寄稿記事】トイレ戦争

※特定を避けるため一部修正された箇所があります

 

 

 

ーーー小4の昼休みーーー

校庭で遊び終わった同級生たちが汗を流しながら教室に流れ込んでくる中、俺は別の種の汗を流していた。

 

 

 

うんこがしたい。

 

 

もはやそれ以外のことは何も考えられなかった。垂れる脂汗、俺はよりによってこの昼終わりでトイレが混む時間帯に腹を壊す自分にキレながらも必死で肛門を締めていた。

 

昼休みの後には掃除タイムがある、もちろんトイレも掃除されるわけだ。もう掃除班がトイレに集まり始めていた。俺は意を決した。今しかない、と。俺は掃除班を押しのけ個室に入った。

 

しかし、その時だった。

 

うんこだー!!うんこ!!うんこ!!!

 

てめええええええええええ

初めて殺意を覚えた。そのトイレ班は全員小2、うんこが大好きなお年頃だ。彼らはうんこうんこと叫びながら俺の個室のドアを叩く。

 

そいつらにもう爆弾岩みたいな形のうんこしか出なくなる呪いをかけながら、俺は考えた。

 

 

 

今、ぶびびびびいぶぶぶぶぶぶぶぶうみたいな音出したら、絶対爆笑される

 

 

俺は自分呪った、なんでよりによって今腹痛なのかと。

 

 

俺は何もせずに堂々と個室を出た。その小2がどかどかと個室に入り中身を確認して、残ってなかった〜笑笑とほざいた。このときほど全員がライオンに食われライオンのうんことして生まれ変わるのを心から望んだことはない。

 

 

 

この瞬間、俺から我慢し切る以外の選択肢が消えたのだ。

 

 

俺は自分の掃除場所に向かった。俺は正面玄関の班の班長。ぷるぷると震えながら掃除をこなす。途中何回もトイレの方に視線を送ったが、わいわいと掃除をする下級生に恨み以外感情がわかなかった。もう絶望だ...

 

 

掃除が終わった。俺は掃除の反省会のために全班員を集めた。やった!!!終わった!!!

 

 

 

安心したのがいけなかった。俺はみんなこっちきてーーの「こ」くらいで手招きをしながらスーーーっとうんこを漏らした。

 

 

最悪の気分だった。

 

 

俺は次の授業中トイレに行ってひとしきり拭き、教室に戻った。後ろと横は女子。その後はずーーっとどうやって難を逃れるか(もう遅いが)について考えてた。

 

 

椅子にあさーーーーく座ったが、防災頭巾に茶色いしみができていた涙が出そうだった。しかもその授業では、教壇にいる先生のもとへ提出せねばならぬ課題があった。

 

 

くそくそくそくそくそくそ

 

俺はやけになり、態度で気づかれぬようできる限りの平静は装った。しかし、昼後の5時間目と最後の6時間目の間の休み時間、遠くから俺の方をみてニヤついている4人組がいた。万事休すか。俺の人生もこれまでか。

 

 

俺は意を決して話を聞いた。

 

 

 

 

お前の防災頭巾しみついてるやん!おしっこもらしたの??

 

 

 

おしっこだったーーーー!!!!こいつら馬鹿だーーーーー!!!!!俺喜びのあまりは爆笑して、漏らしてねえよ、と言った。

そう言っただけなのにそいつらは、ああ、光の反射で色が見えただけか笑と自分なり解決していた。まあなんかすっげえ助かったありがとう。

 

 

 

 

このまま逃げ切れる、そう確信し、俺に比較的元気が戻ってきた。

 

 

 

 

 

あれが起こるまでは...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6時間目後の帰りの会でそれは起こった。

 

音楽会のパートを決めるために一人ずつ立って少し歌ってください。と先生は言った。

 

 

 

は???今から?ケツに下痢便ついてる俺が?みんなが見てる前で一人立ち歌う??後ろ女子だぞ?におうよ?馬鹿なの?

 

この世に存在するすべての憎悪を塗り固めたみたいな感情になった。

 

 

出席番号順で歌うことになり、みんなはすんなりとこなしていく。こんなの楽勝なのだ。ケツにうんこがなければ...

 

とうとう俺の前のやつが終わり、怪しまれぬようすっと立ち上がる。後ろの女子、友達が可愛いと言っていた子だ。ごめん友達、その子の顔の前にはうんこがある、すまない。

 

 

臭ってないかな...歌なんてどうでも良かった、俺はただうんこのことを考えていた。上ずりまくり震えまくる俺の声、とうとう俺のパートが終わった。秒で座った。

 

 

帰りの会が終わり、速攻で帰って、母親にバレぬよう全てを洗った。

 

 

 

俺は逃げ切ったのだ!!!!!!

 

 

 

安堵のままに次の日学校へ行くと、俺だけ何故か高音パートだった。

 

いや、そんなにうわずってましたか?

 

 

 

【完】

 

 

 

 

 

 

P.S

 

ミルメークを溢したから授業参観の時に防災頭巾持って帰って洗ってほしいと親に伝えたら、うんこもらしたことバレた。

 

 

【本当に完】

【ネタバレなし】打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?の公開初日に観てきた感想

今日(8/18)に公開となった『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』。

 

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あらすじ。

「もしも、あのとき…」「もう一度、時間を戻せたら…」
2017年夏、最高峰のスタッフ・キャストが、未体験の恋の奇跡を打ち上げる。

 

主演声優を菅田将暉くんが演じたことでも話題になりましたね。

早速映画館に足を運んできました。以下感想です。

 

正直に言って、この作品はアニメ映画向きの物語では無いと思いました。

それは製作が決まったときから思ってたことなんですが…

逆に言えばそういった題材でここまで質の高い映像に落とし込めたのは素直に評価すべきですね。

過剰なまでに描き込まれた背景やCGを積極的に取り入れたカメラワークで創り出す映像美はこのスタッフおなじみの技法。今作では「光」を感じさせる作画が印象的でした。

肝心のストーリーはやはり、薄い。まあ、無理に話を膨らませるよりはあそこまでドライに徹した方が良かったのかもしれません。でもあの魅力的なキャラクターたちで壮大な物語を描くというのも観てみたかった。それにしても、あの意味深なラストシーンの意味とは…

まあ、元々余り期待していなかった分、割りと素直に面白かったと思いましたよ。上映中ずっとニヤニヤしてました。予想外にラブコメしてたのも良かった。そうそう、上映4週目にもかかわらず来場者特典があったのも良かったです。

 

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テレビシリーズやOVAでおなじみのクッソくだらないミニコーナーが普通に(しかも何回も)あったのは笑った。あと新キャラの森さん(CV上坂すみれ)良かったですねえ。くすぐりプレイ好きな人は絶対観なきゃ損する。CGを積極的に取り入れたカメラワーク(スズヘッド)もますます主張が激しさを増し最高だった。あと毎度のことながら作画が(無駄に)すごい。

10周年記念のお祭りとしては最高。劇場版だからといって変に肩肘はらず完全にノリがいつも通りで安心した。劇場版ドラえもんみたいにならず安心したわ。前から応援してた作品だけにEDのスタッフロールでは感無量になりました(大嘘)。

以上、打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?の公開初日に(劇場版生徒会役員共を)観てきた感想でした。

 

 

生徒会役員共* Blu-ray BOX
 

 

                                   

 

 

 

 

 

                             この辺にスズ↓

新時代のポップ・マエストロ、ナナヲアカリ


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音楽が金にならない時代らしい。

おれの周りでも、ちゃんとCDを買ったり借りたりして音楽を聴いてるやつはものすごく少ない。

誰もがYouTubeなんかでMVを観て、それで満足して終わってしまう。

そのことを批判するつもりはないが(実際おれもそうだし)、創る側からしたら困った話だとは思う。MV止まりだと困るから曲を動画サイトに上げないってするとそもそも知ってもらえる機会が激減するしショートverのMVしか上げないとコメント欄が荒れるし...

現行のアーティストたちは「売れる」音楽を模索し続け試行錯誤を繰り返さなければいけない。 

 

そのような時代が始まろうとしていたゼロ年代末期、「ポストYouTube時代のポップ・マエストロを自称し、売れる音楽のありかたに対し普遍的価値観を提示したバンドが相対性理論だ。

1stアルバム『シフォン主義』は邦楽シーンにおいて相当にエポックメイキングな作品だったし、(彼らの持つ音楽性の一部を特筆して考えても)Vo.やくしまるえつこのダウナーかつ「乙女」な歌唱とキャッチ―な音作りの融合は間違いなく発明だった。

YouTube時代を生き抜くには、圧倒的なインパクトとキャッチ―さが必要だと明確に示したのだ。

 

しかしながら、「ポストYouTube時代のポップ・マエストロ」が提示した音楽のありかたも極めて流動的な邦楽シーンの中で消化されすでにそれだけでは物足りないものになってしまった感は否めない。

邦楽リスナーはどこまでも貪欲で飽き性だ。

 

 

そんな中、相対性理論の強烈なフォロワーでありながらポストYouTube時代で着実に成功を収めているアーティストがいる。

 


ディスコミュ星人(Discommunication alien) / ナナヲアカリ

 

ナナヲアカリ。

相対性理論とは別ベクトルのあざとらしさを、彼女はかなり高いレベルで実現している。

4つ打ちリズム、耳に残る繰り返しのフレーズを取り入れたサビ、流行を捉えた毒々しい色使いのMVなど、明らかに最近の「売れ線」を意識した曲作り。

相対性理論的サウンドを昇華させた「くせになるファニーで毒っ気のある」歌唱。

そしてサブカル女子受けしそうな世界観!

こんなん売れないわけないやん!!というか売れろ

 


マンネリライフ(boring life) / ナナヲアカリ

 

Kawaii。 

ボカロやアニソン界隈まで引き込めそうな「萌え」の要素も惜しげなく採用している。ここまで属性をマシマシにしないと今の邦楽はやっていけないのか…

一見すれば所謂「歌い手」のような活動を行っている彼女は「バンドみたいなソロアーティスト」を目指しているらしい。

ニコニコ動画ユーザーのようなライトなリスナーと、邦楽ロックリスナーの双方を意識したような「堅い」曲作りの成果が、いまのナナヲアカリなのだ。

 


私の中の痛い子さん / ナナヲアカリ

 

邦楽ロックを超えてサブカルチャー全域にまでヴァリアブルな音楽性を示す力が、ナナヲアカリにも備わっているとおれは信じてやまない。

 

 

ネクラロイドのつくりかた

ネクラロイドのつくりかた

  • アーティスト: ナナヲアカリ,和田たけあき(くらげP),梨本うい,バルーン,Neru,はるまきごはん,ナユタン星人
  • 出版社/メーカー: ナナヲアカリ
  • 発売日: 2016/12/05
  • メディア: CD
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