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北陸旅行記 【写真大量】オタク、山に登る。編

室堂平から高原バスで山を下り標高1930mの弥陀ヶ原へ。ここにあるホテルに泊まる。部屋は普通でした。飯も。まあこんな国立公園のド真ん中に建ってるんだから、普通ってだけですごい。星が見えることを少し期待していたがクソほど曇っていてなにも見えなかった。

↓そんで、起きたらこれ。めちゃくちゃ工事してるけど。眺めが良すぎてビビった。アルプスの少女のやつじゃん。f:id:team-hanagami:20200905181318j:image

↓景色すご。アルプスの少女のやつじゃん。

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↓この木道をずっと歩いていきます。こんな綺麗に舗装されているのは弥陀ヶ原のバス停付近のみで、あとはもう少し野性味のある道。

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↓いや~晴れてよかったな~~~(のん気)とか思いながら歩いてたら…………f:id:team-hanagami:20200905181439j:image

↓いや、雲ん中かいッッッッッ!!陽射しがなくなると急に寒くなる。

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↓見通しは悪いが景色はすごい。右側にみえる池は餓鬼田(餓鬼が飢えをしのぐ為に作られた田)と呼ばれる。すごい名前だな。標高の高い湿原にしかできない超特殊な地形らしい。なのでラムサール条約で保護されている。右側が。右側に踏み入れた瞬間条約違反になる。こわ。ちなにベニヒカゲっつー天然記念物の蝶もめちゃくちゃいた。めちゃくちゃいるので、休憩してるだけでめちゃくちゃ止まってくる。天然記念物なので、俺より貴重な存在

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↓ウロウロしてたら晴れてきたので本格的に行動する。写真中央に見えるほっそい道を歩いて、その先の深い緑で囲まれた山に登ります。松尾峠というちょっとした山で、かつては立山温泉への入り口として江戸時代より整備され、アルペンルート開通前は立山登山の入り口としてウォルター・ウェストン(日本近代登山の父と称される超有名な登山家)なども利用したという伝統ある峠。立山温泉廃湯とアルペンルートの開通によって利用者が極端に減少したことで松尾峠登山道は廃道となったが、平成に入ってから立山カルデラ砂防工場用の緊急避難道として再整備され、一般客にも利用可能なコースとなった。


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↓俺はこの時完全なる普段着でスニーカー。一応足元は木道になっていて、事前調査によればカルデラ側に降りなければ十分登山装備なしでも踏破可能とのこと。ただ、カルデラ側の緊急避難道はかなり危険で、温泉側に降りるとなると工事中のダンプなども大量に行き来してるらしい。確かに、道中は途中まで視界を遮るものもなくかなり快適。眺めもめちゃくちゃいい。途中までは。

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↓藪が濃すぎる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!少し登って本格的に山道に入ると途端に身長程の藪が行く手を阻む。一応トレッキングコースの一部の筈なんだが………………。足元の木道が隠れて見えないので、かなり慎重に進む。もし木道なかったら遭難してたな。道中倒木も多く全く整備されていない。アルペンルートの観光案内のサイトには歩きやすい道と紹介されていましたが、嘘ですね。ちなみに、アブが百万匹いるので、立ち止まってると刺されます。他に登山客などは完全にいませんでした。藪を独り占め

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↓そしてやっとのことで登頂。トレッキングコースの松尾峠分岐点から45分くらい。しかし例によってガスでなんも見えん。がっかり。本来なら立山カルデラを一望できる凄まじい眺めのはずだったが…………。山頂付近にデカめの動物の糞が落ちていて、まさかな……………と思っているところで前方左手側からガサガサ……という何かが藪のなかを動く音が。登山客だと思ってこんにちは~、と声をかけるも無言。少し登ってわかりましたが、そこは全然道ではありませんでした。
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↓熊だったらけっこう嫌なので急いで降りました。後でバス停にいた職員のおっさんに聞きましたが、そう簡単に熊は出ないそうです(そりゃそうだけど)。ただ、ほとんど人が立ち入らない松尾峠の方ならわからんとのこと。わからないの?!どうせなら雷鳥に出会いたかった……。下山は登りと違う道を歩きましたが、藪もぜんぜんなく歩きやすかった。登りもこっちの道にすりゃよかったな。f:id:team-hanagami:20200905181731j:image

↓と思ってたけど、どっちみち藪すご!!!!!!!!!!!!なんなら登りより濃かった。しかも登りの時は気にならなかったけど木道の滑り止めみてーな部分がほとんど剥がれ落ちてるせいでクソほど滑る。スニーカーでは危なすぎるので途中から木道を外れた土の部分を歩いてた。

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↓やっとのことで下山。下り35分くらい。この道を初心者向けとして紹介するのはおかしいだろ。普段インターネットしかしてないオタクがちょっとアウトドアなことするとこれだからな。と思ってたらWindowsXPみてーな写真とれたので満足しました。来てよかった~~~!!
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↓最初の道に戻る頃にはすっかり晴れていて、眼下に富山平野を従える素晴らしい眺めに。夏の終わり

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以上です。スニーカーが完全に終わりました。白かったのに完全に土気色になった。汚すぎるから写真は撮っていないが。やっぱ登山靴必要だったな……………

そして、あれは本当に熊だったのか。個人的にはたぶん違うと思います。動物の糞を見た直後にガサガサ音を聞いたせいで気が動転しただけで、糞はおそらくオコジョかなにかのもので、音もまあ風のやつでしょう。知らんけど。