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北陸旅行記 前日譚②

8/29午前1時。依然、バスは長野へ向かって爆走中。

車内はゴビ砂漠より乾燥している。外し忘れたコンタクトレンズを外して、やたらとでっかいリュックから眼鏡を取り出す。なんでこんな頻繁に使うものが一番奥の奥に格納されてんだよ。

今回の旅行はちょっとしたハイキング的なことをする予定で、俺はリュック的なカバンを一切持っていなかったから実家から送ってもらった。ちょっとしたリュックサックみたいなものを想像していたら、ガチの登山家が持っている"ザック"が届いてウケた。これ、「縦走」とかするやつが持っているデカさじゃん。全然知らんけど。

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夜行バス、いつも横浜の実家に帰ったり、東京に向かったりするときに使う路線だと、大体の時間感覚が染み付いていて、自分がいまどこにいるか時計を見ればおおよそわかるんだが、長野へ夜行バスで向かうのは初めてだったから、余計に時間が長く感じられる。深夜3時から4時までは、無限と全く同じ時間だ。マジで、空いていてよかった。ディスタンス…………

①でも色々と書いたが、夜行バスは視界がないから、色々なことを考える。このキメ~~独り言も、夜行バスのせいで生まれた文章に違いない。てか、暇すぎて無限に書いてしまう。そういえば、この前に書いた小説も夜行バスがテーマだった。よかったら読んでください。

https://note.com/god_arrow_jian/n/na437800b0b5a

 

そうこう言ってる内に、朝6時。バスは長野駅へ。かれこれ長野駅も3度めの訪問で、なんとなく土地勘がつき始めている。

早朝の街、驚くほど涼しい。誰もいない善光寺表参道を歩く。この街は、長野駅善光寺を繋ぐ線上に発展している。

俺は、この街はそこそこ好きで、めちゃくちゃありきたりな表現でアレなんだが、単純に空気が澄んでいる気がする。それは、マスク越しでもわかるくらい。標高が高いことが大きいのだろう。

それにしても、山がものすごく近く感じる。こういった盆地の中で生きることは、こんな山々と生活を共にするということで、それは、多分、俺には想像し得ないような繊細な機微をともなって生きることかもしれない。

俺は、それに無邪気に憧れみたいな感情も抱くが、端から見れば都会人が何を言ってるんだと思われるだけかもしれない。

まあ、たまにはいいだろ。

夏の、終わりくらい………

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早朝、長野駅。めちゃくちゃ涼しい


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駅から10分歩けばこの景色で、地方都市の自然は思ったよりも近い。