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PK shampooを聴いてくれ、俺の他のどんなたわごとも無視してくれていいから

こんにちは、皆さん音楽聴いてますか?俺は聴いてます。

この文章で俺が言いたいのはタイトルにある通りです。

あの、このバンド絶対に売れるんで今のうちに知っといた方がいいですよ。損はしません。

 


【MV】京都線/PK shampoo 

 

おわり 

 

 

今週のお題「わたしの好きな歌」

 

 

 

 

 

 

以下駄文

 

こんにちは。皆さん一生忘れることのないような音楽に出逢えましたか?俺は出逢えました。PK shampooです。

インターネットの片隅にある13人くらいしか常駐してない終わった掲示板で、俺はPK shampooを知った。

13人の住人が永久にPK shampooとかいう知らんバンドの話してて、ヤバい奴らいるな……と思いながら流石に気になってSpotifyにあるシングル(星/京都線)を再生し、一発でファンになった。やっぱりヤマトパンクス(vo.)って神だわ。

数日後ウキウキでその掲示板にPK shampooの話しにいったら、「ヤマトパンクスの話するな」ってめちゃくちゃ怒られた。あれは何だったの、ほんとうに。

本人たちがfrom World Wide Webを掲げてる以上、このワケわからん出会いはある意味正解だったのかもしれない。

とくに俺が気に入った曲は、ヤマトパンクス(以下ヤマパン)がソロ名義で出している夜間通用口という曲で、たぶんここ一月で50回は再生した気がする(こんなにヘビロテした曲はC.O.T.D以来かもしれない)。この曲も普通にライブでやってくれて、まさかやってくれるとは思わなかったから一曲目だったんだけど号泣してしまった。

 

 

ここ最近はほんとうにPK shampooばかり再生していた。ep買ってそれを外で聴くためだけにWALKMANヤフオクで落としたりして、一日中ヤマパンの声を聴いてた。やっぱりヤマトパンクスって神だわ。

アルバムが再生し終わったらはじめから再生し直した。風呂では彼らの歌を口ずさんだ。ライブに行くことを考えたらくそみてえな生活もすこしはマシに思えた。神だわ。

正直言って彼らの音だけを抜き取ってみれば、それは売れ線から第二宇宙速度で遠ざかっている音楽だ。何重にも何重にも重ねられたギターで紡ぐ旋律はノイズミュージックのようだし、代表曲はどれもローテンポだ、しかもボーカルは絶叫する。

(上の要素は正直好き嫌いある要素だ、俺は大好きだけど)それを「万人受けする」という意味でのポップさを感じられるまで昇華させているのは、圧倒的なまでの詩とメロディの良さだ。50年前のプログレとか、それこそビートルズ、もっといえばヴェートーヴェンの音楽が今なおめちゃくちゃ人気があるのはそのメロディの良さがあるからで、メロディの良さってのは時代も国も完全に越える、と思う。そういう次元でヤマパンの作るメロディは良い、ほんとうに、天才だ。

それと、彼の詩はまさしく文芸で、俺は小説を書いていて、偶然にも彼らの曲と同じテーマで小説を書いたことがあって、俺はヤマパンと同じ景色を見ているのに、その語られる言葉の透明さがまるで違うと思った。断片的に綴らざるを得ない歌詞なのに、その言葉のひとつひとつが限りなく透明に近いブルーのガラス片となってグサグサと。グサグサと突き刺さるのだ。本当の言葉がそこにあって、彼は「本当の言葉」だけで歌詞を綴れていると思った。

 


【MV】神崎川/PK shampoo

 

(本当の言葉とかコイツなに言ってんの?のと思った方はこちらをどうぞ) 

 

音像を丁寧になぞれば彼らが90年代のグランジシューゲイザー、ポストパンクの影響下にあるような気がしなくもない(全く違ってたらごめんなさい)。もちろん、メロディセンスとコード感は彼の天才的なセンスによるものに違いないが。このざらついたノイジーな演奏に泣かせるメロディを乗せる手法は峯田和伸という先行者がいるのだけれど、PK shampooはよりローテンポでメロディや歌詞を強調されていてパンク色は薄い、要するにPOPSだ(POPS最先端と自称するだけのことはある)。実際彼らの音楽と全く同じことをしている先駆者は、少なくとも邦楽ロックの表舞台に出てきたバンドではゼロだと思う。ヤマパンのブログで少し彼の音楽観を知ることがあったが、まさしくfromWWWだった。彼のルーツは彼が触れてきた2000年代のインターネットそのものだと思った。インターネットに彼の感性でフィルタリングして出力された音楽が、PK shampooだ。

まあ俺がここでうだうだ語ってることは既に某地下室で半年以上前に述べられているんだが。無為だ。

先日彼らのライブに足を運んだ。彼らのパフォーマンスは「異常」だった。SNSなどから彼らのかなりふざけ倒したスタンスは知っていたつもりだったが、

 

 

まさか登場曲が赤緑のOPだとは思わなかった、ステージドリンクはワインだったし。それで演る音楽が破壊的にセンチメンタルな曲ばかりなんだから笑う、いや泣く。正直彼らのルックスとパフォーマンスだけだったら超難解なインダストリアルバンド辺りと誤解されそうだ(彼らはインダストリアルの要素をも取り込んでいるんだけども)。

 

上の画像、最初に貼った動画の曲やってるんだけど、バラードでダイブがおこるのを初めて見たよ、俺は。

 

 

そんな彼らは今月シングルを出した。ついにこのシングルはタワレコにも並ぶらしい。PK shampoo、遂に表舞台に出てきたな。メルカリで二万で売られる前に買っておいた方がいい、マジで。ライブも行っとけ、触れる近さにいるうちに。あっという間に遠くに行ってしまいそうだから。

 

↓この記事読んだら絶対に買え

 

 

おわり